日本保守思想の研究 4

2 理想と現実 信心と科学

アメリカにとって南北戦争はいわば
現代アメリカの蹉跌の始まりかもしれない
北部連合は黒人差別や奴隷制度の非人道性を南部連邦は現実当時の重要輸出品綿の重要性を主張した
北部は重工業があったためである南部は背に腹は代えられない、南部は新しい合衆国を結成した。
第一次大戦まで抜かれ無かった戦死者数を數え北部連合の勝利に終わった。
で、未だに黒人差別は無くならない何故だろう
それはまたもやキリスト教の教えである
聖書読むがよい、黒人の存在など何処にもないこの混乱、その原因は科学が発展したためである、航海術の発展で
人かなに分からない、生き物(非キリスト教)に遭遇したからだ。
つまり、白人にとって黒人の存在を個人レベルでどう扱うか皆目わからないのである、なぜなら聖書に記述がないのだから後世の聖職者が解釈しょうがないのだ
もちろん黒人だって人の子である、キリスト教を信じる人もいるが、白人とあまり教会どうし交流はない、白人は聖書に記述がないから黒人のキリスト教はまがい物と思うのだ。
このことは前述した現代アメリカいや世界の政治家が解決しなければならない本来の大問題
 宗教と科学ーそれはつまり宗教の綻びと科学の暴走、この物理学でいう大統合理論のような要求がある。
キリスト教がローマ時代に広まったころ『哲学』ーインスリピレーシや超常現象で構成されない、純論理それが科学の始まりだが
静かな対立が始まり、やがて、コペルニクス革命天動説ーつまり、ローマ時代の思考ーそれは聖書の世界ーの原点が地動説の勝利により根底から壊れたのだ
面白いことに後にニュートンが聖書の記述について学術的なアプローチしたりする、もちろんまともな説明にはならないが…
このような現代的市民の宗教的思想的要求を政治家に求めている
なぜなら、世界は平等という哲学を手に入れ、その次は人権という物を手に入れた、民主主義は哲学から生まれた政治制度でありからだ人々の平等が上に南北戦争が起きたのだ
この対立は現代において数多ある、はたして科学は進歩し幸福するがそれでいいのか…という事象
という人間として宗教的倫理観に反する漠然とした恐怖が拠り所ない精神の危機を招くのだ
大航海時代に未開の民族のひとが統合失調症に罹患しやすかったのは、キリスト教の教えでなく持ち込まれた西欧由来の科学のせいである、それまで因習と土着宗教に従えば絶対に生きているからだ。

最近のトランプ現象はアメリカのいわば
救いを求めている人々の現象のひとつであり
超大国ー新ローマ帝国がただの国へ落日したアメリカ
民主主義を守るため 世界大戦を二回闘い何百万人戦死した
のにそのお返しが911だったアメリカ…
ただ、なにか救いを求める。
アメリカの復活と科学と宗教の統合のシンボルに彼がなったのだ
熱狂するのは請け合いである

余談であるが、日本であれほどオウム真理教が高学歴で教養の無い人が多く信者なった理由は、『科学と宗教の大統合理論』に救いを求めたからだし、この手のカルトは今後流行るだろうし結局破綻する。

このような宗教の綻びー現代市民の倫理観と 
科学の暴走は実はアメリカの市民とって
絶対の国の誇り、宗教と科学は譲れない
というナショナルプライドも相乗し
米国市民が隠れたコンプレックスとなり
アメリカが ティア ドロップ オブ
アメリカ になっているのだ

それは世界的なものであるし現代の根底的諸悪の根源でもある。

次は ヨーロッパ・インド編だよ
ちょっと休憩…



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