クロ

フリーランスの夫と二人の子を持つワーママ。 気がつけば乳ガンにもなっていたという、濃厚…

クロ

フリーランスの夫と二人の子を持つワーママ。 気がつけば乳ガンにもなっていたという、濃厚な人生を歩んでます。

マガジン

  • クロさんの日常

    日々感じていることを記します。

  • アイデア創出大作戦

    ある日突然「あなた、今日から新サービスを立ち上げために、頑張ってね」と言われて、そんなこと言われても何からすればいいの?!アイデアってどうやって出すの?! と苦悩する毎日から、感じたことを書き綴ってます。

  • わたし、乳ガンになる

    仕事に育児に!とバタバタの毎日を過ごしていたら、ある日突然乳ガンに!発覚の時のことや治療のことを書き綴ります。

  • 乳ガンサバイバーの日常

    乳ガンサバイバーとして感じたことなどを、とめどなく呟いてます。

最近の記事

ステージ4の癌になって変わったこと

癌になって変わったことと言えば 夫との関係(笑) たぶんそのために癌にでもなったん? と思う事柄の中のひとつ。 夫とは、癌になってなかったら10年後に離婚してた(笑) そのために動き始めてもいた😅 私の乳ガンの手術の日に、断っても支障がなく、かつギャラの安い仕事を入れようとしたときには… え?え?まって?そこは断ろうよ? いつも仕事暇なくせに、 もしかして取って付けたように "妻が手術でも仕事する仕事人間の俺"アピール?! ナルシストかよ! と、穿った見方をして、心

    • べきの槍

      最近筆が進む意欲が出てきたので、本日は「べきの槍」について語ろうと思います。 いやいや、その前に、べきの槍ってなにさ(笑) ○○であるべき私は、あまり「べき論」は好きではない。 だからと言って、私自身全く使ってないのか?というと 使ってしまってまーす(笑) まぁ、それも人間さ…と言うことで、許してください。 話を戻しまして…。 この人はこんなことを言ってるから、こう思ってるはず。 こうだから、こうあるべき。 これねぇ…みんな言うよねぇ(笑) もちろん「べき」と言

      • 癌が転移したときの話し

        ずっと筆が遠のいていましたが、その間に実は癌が転移してしまいました。 そのときのこと、かいつまんで書こうと思います。 去年の11月の定期検診で腫瘍マーカーが上昇。 たくさん検査をして… 去年のクリスマスイブ 癌が骨に転移。 つまりステージ4の癌の再発の告知を受けました 想像を遥かに越えた苦痛初発で告知を受けたときの比ではないくらいの衝撃。 転移した知り合いからは、初発の時よりも、転移したときの方が、ショックでかい、と聞いてはいたけど。 想像を絶する苦痛… 辛いと

        • お先真っ暗!

          キャンサーギフトという言葉をご存じでしょうか? gift(キャンサーギフト 私はこの言葉は本当に嫌いです。 だって、私の場合、癌になって得られたものといえば… 子供たちを残す恐怖 未来が失われる恐怖 死の宣告の恐怖 自分の将来の目標、未来への投資が出来なくなった。 なのだから。 自分の未来が描けなくなった10年先には、仕事でこんなことしたい。 転職してこんな仕事がしたい。 お金を貯めて、数年後に海外旅行にいきたい。 だからこんな分野でスキルアップしたい。 これらの

        ステージ4の癌になって変わったこと

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          1本
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          7本
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        記事

          乳房再建すると決めて、また悩む

          人生には色々な選択があります。 夜中にドーナツを食べるか食べないか(…それ?!) この選択が良かったのか、悪かったのかなんて、選んだ後にしか分からないというもの。 再建すると決めたのだけど、また、悩むことになりました。 再建します!1週間たち、再び病院へ。 正直診察室に入るまで悩みました。 再建しない場合は、手術は1ヶ月後 再建する場合は、手術は1ヶ月半後 この半月で進行したらどうしよう、とか考えると、早く手術した方がいいのか、悩みましたが、先生の「数週間で何かが

          乳房再建すると決めて、また悩む

          乳房を再建するのかしないのか

          子供が二人いて、誰に見せるわけでもない、女性のシンボル的な存在。 たかがオッパイされどオッパイです。 乳ガンになった直後は、全摘(オッパイを全部とっちゃう)でいいわ! 何て思ってたけど、いざ決めるとなると迷いが出てきた。 昔温泉に行ったとき、祖母に形が良いと褒められたこの子は、自分にとっては大事なものなんだと、そう思ったのです。 結論から言うと再建しました前置きをダラダラ書く前に、結論から言うと、私の場合は。 広背筋による自家組織を使った、皮膚温存+乳頭温存での再建

          乳房を再建するのかしないのか

          がんの専門病院へと舞台を移す

          本当は、仕事の話も書きたいのだけど、乳ガンのことを書き始めたら止まらなくなり、乳ガンのことばっか書いている今日この頃。 ついに来たこの日がん専門病院での診察を受ける日が来ました。 もう、ここで乳ガンと言われたら癌なんでしょうよ。 なんて思いながら、病院のことをアレコレ調べる。 先生の名前は前もって聞いていたので、ネットで調べまくりました。 ほら、評判とかあるし(^_^;) 悪い評判は無く、しかも乳ガン専門医で尚且つ乳ガン専門医の指導医の資格をもっている方でした✨

          がんの専門病院へと舞台を移す

          お母さんが、もし死んだら

          私は、無宗教です。 でも、死後については、自分なりの考えを持っていたりします。 なので、今から書くことは、私の考え方。 と思って読んでもらえると幸いです。 避けては通れない話子供たちに私が乳ガンになった、ということを伝えるということは、「母親が死ぬかもしれない」という思いをさせることになるわけです。 たとえ早期発見だったとしても、癌である以上、何が起こるかはわからない。 だから、「死」についての話も避けては通れない話なのかなと思いました。 嘘も方便、はここでつかう!病

          お母さんが、もし死んだら

          カミングアウト 子供編

          最近の私のカミングアウトは…… 中学の頃におねしょをしたことがあることです(爆)🤣 さすがに衝撃的すぎて、ウン十年たっても忘れない出来事(笑) 乳ガンだということを、子供へ言うかどうか私が乳ガンになったことを、子供たちに言うか否か。 これについては悩みました。 そして、夫と話し合い、我が家の場合は以下のことから、子供に話すことにしました。 ⚫治療が進んで、もし抗がん剤することになれぱ、髪も抜ける。結果「正体不明の病気」で不安にさせるかもしれない。 ⚫子供は大人が思

          カミングアウト 子供編

          カミングアウト

          人生には色んなカミングアウトがあります。 実は犬派じゃなくて猫派なんだよねー、というどうでも良いことから。 実は、この鼻整形なの♪と、ビックリすることまで。 そして、私にとってのカミングアウトは、乳ガンでした。 上司に報告(カミングアウト)癌かもしれないと言われた日。 病院から会社に行ったその足で、上司に意味深な顔で 「大事なお話があります…」 といいました。 きっと 「え?!クロさん辞めるの?!」 と思われたことでしょう。 勘違い上司なら 「告白されちゃう?」

          カミングアウト

          気がつけば乳ガン その6

          そういえば、LINEで「乳ガンになった」夫の反応はどうだったのか?というと。 「まじかぁ…」 だけです(笑) 帰宅後に報告するも、泣くわけでもなく(泣かないのは知ってる!(笑))、淡々としてました。 「なったもんは、しゃーない。治療あるのみ」 ま、そりゃそうだ。 生検結果を聞く悶々とし、生殺し状態だった2週間がたち、いよいよ結果をきく時が来ました。 夫は仕事のため、母だけ同席。 待合室で待つ時間は、癌だとわかってても、生きた心地がしないものです。 そして、診察

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          気がつけば乳ガン その6

          気がつけば乳ガン その5

          乳ガンに限らず、癌が遠隔転移したら、その大きさに関係なく、いきなりステージ4になるってご存じでしょうか。 遠隔転移とは、初発の病巣から離れた場所に転移再発したこを指します。 なので、初発で癌の告知を受ける時より、遠隔転移の告知を受けるときの方が、とてもショックを受けると聞きます。 初発は、ステージにもよりますが、根治に向けての治療。 遠隔転移後は、近い将来死ぬことは免れないけど、生活の質を落とさないように、少しでも長く生きるための治療。 この違いは大きいです。 生

          気がつけば乳ガン その5

          癌サバイバーとロシアンルーレット

          癌は治る時代、共存できる時代とも言われています。 でも、こと乳ガンに関しては、知ると、なんか怖い病気だな…と思うようになりました。 なぜなら。 乳ガンは、他の癌より予後は良いし生存率も高い。 でも…。 「もう、再発も転移もしない、完治と言ってもいいよね。」 と安心できるまでの期間がとても長い。 これが乳ガンの落とし穴。 おばあちゃんになって、ようやく「あ、治ってたんだ」というくらい、晩年再発や転移がある病気。 いつ来るか分からない Xデー私の場合、大体10年以内に

          癌サバイバーとロシアンルーレット

          人はいつか死ぬ、それは明日かもしれない

          癌になった経験のある人はきっと、こんな意味に近いことを言われたことがありませんか? ここから先は私の個人的な価値観の話し。 私(俺)だって明日事故で死ぬかもしれない。人はいつかは死ぬ。はい、これです。これ。 うん、わかってる。 これは、その人たちが頭で考えた最大の慰めの言葉ということを。 死は特別なものじゃなく、誰にでも平等に訪れる といいたいのでしょう。 わかりますよ、それはある意味正しいですから。 それは事実だけど所詮「高見の見物」もし、癌になった知人がいたと

          人はいつか死ぬ、それは明日かもしれない

          気がつけば乳ガン その4

          ガン患者が、ドラマなどで告知を受けるシーン。 「落ち着いて聞いてください、あなた、ガンです」 「そ、そんなー!(初めて知ったかのようなリアクション)」 てかんじですよね。 でも、実際はそんな感じてはないです。 「ガン、かも、しれません」 「ガーン!(でも、まだそれでも間違いってことあるよね?!)」 「検査結果はガンでした」 「ガーン!」 紹介された病院で 「どうなんでしょう…(ほら、街のクリニックだし、何かの間違いって可能性も…と往生際が悪い)」 「当然ガンなんだけ

          気がつけば乳ガン その4

          気がつけば乳ガン その3

          ただそこにあるシコリ。 それは、命を奪う時限爆弾。 それが悪性腫瘍。 手術までの間、色んな人に体調は大丈夫?と聞かれました。 でも、吹き出物だとかそんなレベルの静かさ。 いや、吹き出物より痛みを感じることもない。 いつも通り元気いっぱいだし。 お酒だって飲めるし、遊びにだって行ける。 手術するまでは、普通の人となんら変わらないんです。 それが初期の乳ガンてやつです。 マンモグラフィーを見る準備をしてる間、マンモグラフィーを見せてくれました。 どこに乳ガンが潜んでる

          気がつけば乳ガン その3