べきの槍
最近筆が進む意欲が出てきたので、本日は「べきの槍」について語ろうと思います。
いやいや、その前に、べきの槍ってなにさ(笑)
○○であるべき
私は、あまり「べき論」は好きではない。
だからと言って、私自身全く使ってないのか?というと
使ってしまってまーす(笑)
まぁ、それも人間さ…と言うことで、許してください。
話を戻しまして…。
この人はこんなことを言ってるから、こう思ってるはず。
こうだから、こうあるべき。
これねぇ…みんな言うよねぇ(笑)
もちろん「べき」と言っても良し!なこともある。
犯罪者は罪を償うべき
とかね。
でも、色々な考えの人がいてる中で、色んな角度での考え方がある事柄を「こうあるべき」と言い、言葉で攻撃するのは…
好きじゃない
炎上は正義正論をふりかざした「べき論」の塊
と、私はそう思うのです。
そして、庇護とアンチが「べきの槍」でつつきあって、最後は焼け野原になる。
例えば、少し前に大炎上した「電動車椅子乗車拒否」の件
彼女がどこの政党のナニガシカで、わざとやったはず。
さらに、マスコミにちゃっかり連絡してるし、ブログで乗車拒、と盛ったタイトルで投稿した、なんなら過去に同じことやらかしてるし、感謝の気持ちもなく、この方の人格事態が…
と、突っ込みどころ満載の箇所は、一旦置いておくとします。
シンプルにいうと
電動車椅子でとある駅を使いたかったが、下調べが甘かったため、駅員と一悶着あったが対応してもらった。
という出来事。
もうお互い「べき論」で大炎上してましたよね。
前もって電話連絡をすべき!
いやいや、障がい者が電話せずとも健常者と同じように生活できるような世界であるべき!
いやいやいや、非常識!
べきvsべき
私個人的には、どっちにも賛成できず、どっちにも賛成だなと思いました。
理由としては以下の通り(これが正解ではないです)
健常者とか関係なく、不安があれば事前の連絡をする配慮はした方が良いし。
一方で、そんな連絡をしなくても、ペコペコしなくても、健常者と同じように生活できる社会であって欲しい。
なんなら、健常者を障がい者が助けることがあってもよいよね。
常識ってなに?
私の好きな言葉がこれ。
誰かの常識は誰かの非常識
本当に最近思うのは、常識の物差しは人によって違うということです。
よって、物差しの違いによって勃発する
べきの槍戦争によって産み出される言葉も気持ち悪くて仕方がない。
妊婦様
子持ち様
不妊様
ベビーカー論争
障がい者様
…等々
この手の○○様って、ほんま人をバカにしてる言葉ですわ(汗
で、これらぜーんぶ、べきの槍による対立だと思いません?(笑)
こちらが「子持ち様」なら、あちらは「子育て未経験者様」。こちらが「障がい者様」なら、あちらは「健常者様」ですわよね?
と、内心冷ややかに見ていたり。
べきの槍で自分を刺している
私自身、べきの槍で自分を刺しています。
実はまだ刺されてます(笑)
仕事をするからには、常に成長すべき
目標は高くもつべき
仕事は完璧にすべき
と自分で自分にストイックになり自己嫌悪に陥り、でも、給料以上のことをしてる自覚もあるから、猛烈に会社への愚痴が膿のように出てしまっている。
正直まだこの呪いがとけているわけじゃないけど…
何がしたくて、何がしたくないのか(断る勇気)
どういうスタンスで働きたいのか(ゆるく働きたい)
成長は好きなことだけ(かつ目標は低めに)
結果、人にどう思われてもよい!
そんな私のことを、意識の低い価値のない人、付き合うに値しない人だと思うなら、どうぞ離れてください。
と、このくらい我が儘に生きようと決意している最中です。
夫婦のべき
さて、私が夫と離婚しようとまで思ったのに、なぜしない選択をしたのか
以前の私はフリーランスの夫に対してこう思ってたんですよ(なんなら今でもほんのり思ってしまってる)
夫は家族を養えるくらい稼ぐべき
癌の私が仕事をやめてもいいように稼ぐべき
仕事がないならバイトしてでも稼ぐべき
はい、ぜーんぶお金関係ですね(汗
これの「べき」を一切合切手放すことにしました。
だってさぁ…私が癌になっても変わらなかったのなら、私が元気なうちは難しいんだわと。
しかし、私が働けなくなったら、そして死んだら、否応なく頑張らなければならないという事実がある。
こうして欲しい!こうあるべき!
という、どーせ無駄になる想いを、相手に抱いてもしょうがない。
でも、必ず近い将来訪れる現実も変えようがない。
そして、子供達は貧乏でも、たくましく生きるはず!(ごめんよ!)
だから、私は必死になってお金を残そうとしない!
ケ・セラ・セラ♪
を、決め込みました。
さらに、今はまだ元気!
だから、サラリーマンやめたければ、やめれる道筋は自分で作ろうと努力する!
そして、努力して無理なら「てへぺろ♪」
元気じゃなくなったら、遠慮なく夫に養っていただく。
「養うべき!」という思考ではなく
「ほな、よろしぅ」っていう感じ
この宣言をし、この「べき」を手放したことにより、夫婦関係が改善されることになったのです(それだけじゃないけどね)
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