スムーズな一歩目を作るために必要なこと。

モッキー

「一歩目が遅い、居着いてしまう」

これはどんなスポーツにおいてもよく課題として挙げられることだと思います。

スムーズな一歩目を作るために必要と僕が考えていることをお伝えしていきます。

まず、大きなポイントとなることは
「股関節をあらゆる方向に思いどおりに動かせること。股関節の球体を使い切れること。」です。

関節のことに関しては、前回書いていますので是非こちらもご覧になってください。

話を戻しますが、股関節の球体を使い切り、あらゆる方向に自在に動けるようになるには、股関節すなわち骨盤と大腿骨の分離運動をコントロールできることが必要になります。

骨盤と大腿骨の分離運動とは、
・骨盤に対して大腿骨が動く
・大腿骨に対して骨盤が動く

という2つの動きに分けて行うといいと思います。

相対的にどちらの動きがメインになるかということなので、骨は動いていないように見えても、それに関わる筋肉は一方の骨がその位置にとどまろうとするために働いています。

そして、2つの分離運動の両方が正確に行えると力を伝えたい方向に身体の中心から伝えることができます。

どちらの動きも大切なのですが、できていない人が多いのは「大腿骨に対して骨盤が動く」です。

これがその動きです。

↓↓↓

この動きは「投げる、蹴る、方向転換」には必須ですね！

骨盤前傾位から後傾方向の動きで垂直に引き上げます。骨盤を引き上げようとすることで勝手に地面に力が伝わり、地面から力をもらうことで身体が上方に伸びて上がっていきます。

足部や膝の動きがメインで地面に力を伝えるのではなく、進みたい方向にへそ(骨盤)を向けると胴体から力を地面に伝えることができ、進みたい方向に必要な下肢(下腿)の傾きを作ることができます。

こういった胴体・骨盤の動きにより重心が支持基底面の外に移動することで脚が勝手に運ばれる「重心移動」ができると僕は考えています。

重心移動に関しては以前書いていますので、是非こちらもご覧になってください。


最後までご覧になってくださりありがとうございました！

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