「占い」と「マッサージ」は、お金のかからないプレゼント

「占い」と「マッサージ」

この２つの共通点は、自分が習得さえすれば、お金をかけずして誰かに喜んでもらえる時間を提供できるということである。

友達の家にお邪魔するとき、どんな手土産を持っていこう、とか、喜んでもらうために何か買っていこう、とか考える。相手に喜んでもらう物には、大抵お金の出費がつきものだ。手作りのものにしても、材料費は発生する。

しかし、特に女友達と集まるときには、焼き菓子よりもおつまみよりも、タロットカードを持っていく方が何倍も喜んでもらえたりする。

タロット占いは、喜んでもらえることが嬉しくて独学で勉強した。私の占いがよく当たると評判になり、わざわざリモートで友達から予約が入るまでになった。笑

タロット占いの良いところは、占う相手と仲良くなれることだ。相手の悩みを聞き、それを解決するためのアドバイスを導き出す。

転職したての時に、私がタロットができると社内で噂になった。社員旅行で上司に呼び出されて朝4時までタロット占いをして(最後の方は、ほとんど人生相談になっていたが)それをきっかけにめちゃくちゃ仲良くなった。

お金もかからず、気軽に喜んでもらえる、最高のギフトである。

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一方で、離れて暮らす親への誕生日プレゼント。何が一番喜んでもらえるだろう、と毎回考え、一時は美味しい海鮮漬けやお取り寄せのケーキやら色々送っていた。けれど親も身体を気にする歳になり、やたらめったら食べ物を送るのはやめにした。

その代わりにマッサージ券やエステ券の方が喜んでもらえることに気がついた。

しかし、である。マッサージ券代を交通費に変えて、私が実家まで行ってマッサージしてあげた方が何倍も喜ぶのでは。。？と考えた。

いつも実家に帰った時、母の手を揉むだけでこれでもかとばかりに喜んでくれていた。それならば、マッサージやらヘッドスパやら、私がちゃんと勉強して施術してあげたら1番の親孝行だったりしないだろうか。

そう思い立って、マッサージを勉強した。勉強と言っても、YouTubeや本で調べる程度だが。

案の定、両親はとても喜んでくれた。マッサージする時にはお気に入りの音楽をかけて、アロマも焚くようになり、凝り始めると面白い。マッサージという名目のもと、両親と恥じらいなく触れ合える時間は私にとっても至福の時だった。

小さい時、両親の誕生日にはチラシの裏で作った『肩たたき券』をよくあげていたが、大人になって手作りの『マッサージ券』をあげるとは思ってもみなかった。しかし昔も今も変わらず、愛情がこもった何より喜んでもらえるプレゼントである。

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「プレゼントは、お金よりも、選んだ時間が何よりのギフト。」

そんな言葉を聞いたことがあるが、プレゼントにお金をかけずして、自分の時間を投資する。それでいて人に喜んでもらえる。こんな最高なことはない。

占いとマッサージの習得を、是非ともオススメする。