『DVから逃れる』 あるDVサバイバーの記録 #009
#009 面会交流調停と阻まれる社会復帰DV避難から1年半かかってようやく離婚が成立し、ほっとしたのも束の間、残された課題である1番下の子に対する面会交流調停が始まった。
通常の調停では調停委員を挟んで行われるが、今回は「単独調停」といって調停委員を挟まず、裁判官と直接やりとりするスタイルだった。
当時はまだコロナ禍で電話調停も選ぶことができたが、「出廷した方が印象が良いから」と弁護士に言われ裁判所に行くことになった。
弁護士は離婚裁判の時よりは力が入っているらしく、面会交