つぶやき。「見栄っ張りな親が嫌いだったのに気付いたら自分も見栄っ張りになっていた…話」
うちの家庭は裕福ではないのに、親はあたかも金持ちであるかのような発言をする人だった。
外では大きい口を叩くくせに家では「お金がない!お金がない!」と両親が喧嘩する。
子どもながらに家の金銭事情はなんとなく分かるので、外で大口を叩かれることが恥ずかしくて、本当にやめてほしかった。
そんな親が嫌で仕方なかったが大人になって気づいた。
私も無意識に見栄を張っている…
少しでも自分を大きく見せようと自慢話をしている…
人の判断材料が職業や年収になっている…
親をみて「絶対こんな風になりたくない!」と思っていたのに気づいたら同じような思考になっている…。
よく、「親にされていたことを自分の子どもにもしてしまう」って話を聞くがその通りであった。
長年一緒にいると気付かぬうちに同じような思考になってしまい、子どもへの愛情の注ぎ方や人との接し方も親と同じようになってしまう。(嫌だと分かっているのに)
やっかいなのが、「親から受け継いだ思考以外が分からない」ということだ。
親から正常な愛を受け取ってない人は、正常な人の愛し方が分からない。
「人を愛するとか親切にする」ということを実践したくてもどうすればいいのか?が分からない。そしてその方法を誰も教えてくれない。
私もこの「他の方法を知る」ことにとても苦労した。
解決方法としては、親と同じような思考や行動を取っていることに気づいたら、その時に少しずつ修正していくしかないのかなぁー…と。
それか、自分にいい影響を与えてくれそうな人のそばにいること。
自分の周りの人間関係ってとても大切。
自己肯定感が低かったり他人軸で生きてる人は特に周りの人の影響を受けやすい。
人の影響を受けやすいってマイナス面もあるけど、プラス面でもある。
いい方向に転換していく場合、「これはいい!」と感じたことはどんどん吸収していけるのだ。
「こんな自分を変えたい!でも難しい!」って人は、まずは「この人いいな!人柄が好きだな」って人を探してみるのがいいかもしれない。
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