マガジンのカバー画像

川柳と詩の中間のようなもの

16
なぜか575でも57577でもないリズムが私の中に存在しているようで。
運営しているクリエイター

2021年7月の記事一覧

川柳と詩の中間のようなもの4

川柳と詩の中間のようなもの4

きっと世の中は良くなるはずだからI wanna be with you午前3時

この臓物に綺麗と汚いが渦巻いていかんともしがたい野獣の咆哮

川柳と詩の中間のようなもの3

川柳と詩の中間のようなもの3

ばてばてる夏手のひらに浮かぶ汗水玉

アクリル板に反射する君を見てる私も見える

暑いねと言ったとて何も変わらぬ三十三度

川柳と詩の中間のようなもの2

川柳と詩の中間のようなもの2

君は永遠のミネラルウォーター僕をうるおしてくれ

好きなひとが目の前になぜいない土曜の昼

口いっぱい頬張るホットドッグ犬がみる

川柳と詩の中間のようなもの

川柳と詩の中間のようなもの

鳩が食う人の吐瀉物朝の渋谷

雨上がりなめくじぬめぬめ生きている

ぼくらはみんな生きていない だから死ぬほど笑うんだ