17年ぶりの夢の国(ディズ○ーランド)
ディズニーランドに行った。17年ぶりに。
東京に出てきて10年。行く機会はあったはず。。。いや、無かった。
大学で仲良くなった同期、先輩にディズニーに遊びに行きましょう、と誘ったことはある。ただ、みんな口を揃えてこう言った。
「男同士で行くところじゃない。虚しくなるだけだ。」
当時の捻くれマシマシの僕は、それを聞いて妙に納得し、それ以降、ディズニーと発することは無くなったのであった。
そんな、僕が17年ぶり、小学5年生以来にディズニーに行く事になった理由は、さぞ大層なモノ、例えば彼女ができたとか。だと思われると思うが、そうではない。
今回、重い腰を上げた理由はただ一つ。
”久しぶりに、行ってみたくなった。”
ただ、それだけなのである。
会社で、同期、後輩が楽しくディズニーの話をするのを聞いて、行ってみたくなったのである。
そうと決まれば、行動するのみ。まず、相方探し。(見つからなければ一人で行く予定であった)
これは、心優しい研究室時代の後輩が快諾してくれた。
次に、有休の取得。人混みで酔う体質に、土日のディズニーは、耐えきれないはず。
これもすんなり取得できた。会社ありがとう。
後は、チケットを買うだけである。ネットが発達した現代、これもすぐ取得できた。
相方、平日、チケット。三種の神器を取り揃え、準備万端である。
そして、ディズニー当日。僕は、17年ぶりに舞浜駅に降り立った。
舞浜駅。京葉線で、この駅を境に社内の人々の熱気は大きく変わるターニングポイント駅である。
幕張メッセまで、仕事で何度か展示会を見に行く機会があった際に、思っていた内容が上記である。
ディズニーは9時半から開園らしいと、情報を手に入れた僕は、人混みが嫌で10時舞浜駅集合にして、向かった。
舞浜駅に降りて、すぐ駅内アナウンスが聞こえた。
「ここは東京ではないですよ」(的な感じであった。)
間違う人いるなのかな?とも思ったが、これはディズニーの名前が悪い。何たって、”東京”ディズニーランドですから。
きっと、毎日数人は間違える人がいるんだろうなと思い、改札を抜ける。
そこで目にしたのは、人、人、人。平日だというのに、アホみたいな人の数である。
このまま回れ右をしかけたが、ぐっと堪える。今回は、後輩を呼び出しているんだ。理性で踏みとどまる。
後輩と合流し、人の多さについて言及する。
「流石、ディズニー。人が多いね。」
後輩は平然と言い放つ。
「これ、いつもより人少ないっす。」
馬鹿な。。。BAKA NA。。。これで、人が少ないだとっ。。。
平日にした自分に対して、最大級に賛辞を送る。自画自賛最高。
そこから、少しカーブした道を歩く、流石にワクワク感を感じてしまう。
いつもの、斜に構える精神もディズニーの前では、無力である。
そして、門の前までつく。うっすらと家族で並んだ記憶が蘇った気もした。
入園に際して、17年前とのギャップが、僕を襲う。
昔は、チケットを見せて?渡して?入った気がするが、なんと今は”QRコード”で入園する。
やり方が上手く、分からず、スタッフに念入りに確認して、入園する始末。
これでも、ギリギリZ世代。街中では対応できていることも、夢の国では戸惑ってしまった。これが、夢の国効果なんだろうか。
入園した真っ先に見える、ドナルド。マクドナルドではなく、ダックの方がお出迎えしてくれる。
ランランルー!これは、記憶にない景色である。17年前もダックがお出迎えしてくれたっけ?
ダックを通り過ぎると、目に飛び込んでくる、金のドナルドダック。
そして、その先には、男と観ると、あまりトキメかない城ランキング92位”シンデレラ城”が待ち構えていた。
流石に、これは感動した。そして、少し進むと、ウォルトとミッキー。映えスポットなのか、人がたむろしてた。
隙間を縫って、何とか、シンデレラ城とウォルト、ミッキーをパシャリ。良い写真が撮れた。
そして、人混みを避けるように、人が少ない方に歩を進める。現代版忍者、インキャの習性が色こく、ここに現れている。
10分ほど歩いて、地図が欲しいことに気づく、僕と後輩。入口の方に地図があるだろうと、戻るが一向に見つからない。気づけば、30分が過ぎている。
うん、待てよ。ここで閃く僕。理系やってた事が、ここで活きた。
後輩に話しかける。
「もしかして、地図もオンライン、スマホで見るんじゃね?」
はっとする。後輩。
急いで、二人でネット検索、ggrks
あっという間に、地図がスマホ上に投影される。めっちゃ便利。
17年の月日は、時代の進化も色こく感じさせてくれる。
てか、今のディズニーアプリ凄いのね。だって、待ち時間もスマホで分かるんだから。
昔は、両親が走り回って、アトラクション見て、待ち時間計算してたのに。
スマホ凄い!アプリ最高!
現代のテクノロジーにより、マップを手に入れた僕達は、アトラクションを果敢に攻める。
スペースマウンテン、バズ、ホーンテッドマンション、カリブの海賊、モンスターズインク etc…
そういえば、アトラクションでも、17年の歳月を感じる機会があった。
何と、アトラクション乗る前に”身長”を気にする必要がなくなったのである。
90cmの制約なんて、とっくの昔に追い越しているから、アトラクション乗り放題!であった。
アトラクションを1つずつ楽しんでる様子は、割愛させていただきたい。お決まりの感想しか出てこないからである。
ヒントは喜怒哀楽の最後。
こうして、果てしなく楽しい1日は幕を閉じた。
「今度は、女の子と来てくださいよ。」
余韻に浸っていた、頭蓋骨にパーンと殴られた衝撃。
後輩よ、善処してみるけど。きついよ、それは。
うーん、ここまで行ったら、女の子と行くと良いよと勧められて、会員になってしまった会員制パフェも、今度誘うかな。
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