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27、最初の朝。

本日、27歳になった。

27歳になることは、自分の中で少し特別なことであった。
27最初の朝。
「何事もなく目が覚めた」瞬間。
僕は会社を休んだ。
それが、今朝の話だ。

4年前、2020年の秋口、僕は1つの曲と出会った。
他人と自分を比較して、自分に絶望する毎日。
そんな毎日を少し変えてくれた、そんな曲。
それが、
「サントラ」
Creepy Nuts×菅田将暉
の曲。

サビの疾走感と歌詞が合わさって、前に少しでも進もう。と感じさせてくれる曲。
この曲の歌詞の中に、こんな歌詞がある。

26最後の夜、少し期待して目を閉じ眠る
27最初の朝、何事もなくまた目が覚めた

このフレーズが何度も聴くうちに、耳に残った。
なぜ、26、27なんだろう。これは、26歳から27歳になる瞬間だよな。。。
ネットでどういう意味なのか調べてみると、次の考察に辿り着いた。

「27club」という伝説がある。
Rolling Stonesのブライアン・ジョーンズ、ジミ・ヘンドリックス、Nirvanaのカート・コバーン、エイミー・ワインハウスら超有名ミュージシャンは、若い頃から多くの伝説を遺して、計ったかのように皆27歳で死んだ。
この曲の制作当時、菅田将暉は27歳、R-指定は28歳、DJ松永は29歳と、皆無事27歳を迎えることが出来た。
しかし、安堵と同時に少し寂しかった。27歳を超えて生きていることは、自分が伝説の存在ではないという事実が胸元に突きつけられているかのように思えたのだ。
だから、26歳最後の夜は、翌朝自分が目覚めないことを少しだけ期待してしまった。けれど、当たり前のように27歳最初の朝はやってきた。
ただ朝起きただけなのに、自分はまだ生きていく必要があるのだ、と思わされたような気がした。

https://note.com/xxass_full/n/n9fd37ac7efa3

なるほど。27歳には、こんな話もあるのか。
それから、僕は27歳について意識し始めるようになった。
自分の中で、27歳が特別になった。
27歳最初の朝、目が覚めた時、生きてることにガッカリするのか、嬉しくなるのか、それとも別の何かを感じるのか、確かめてみたくなった。

そして、27最初の朝、今朝、僕は朝起きて、不在連絡メールを書き、会社を休んだ。
まさか、最初に浮かんだ感情が、
「仕事しないと。。。」
とは、当時の僕も想像しなかっただろう。
そんな、自分がなんか嫌で、少しレールを踏み外したくなって、会社を休んだ。
こんな日が1日あってもいいかもしれない。

かくして、4年間待ち望んでいた27最初の朝は、幕を閉じた。

何事もなく目が覚める日常はこれからも日々続いていくのだろうな。

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