見出し画像

2023年。夢を叶えたら、ちゃんと次の夢が見えてきた

上海は昼夜の気温差が大きい。気温2度の寒い夜、リビングでブランケットにくるまっている。あたたかいジャスミン茶を飲みながら、2023年を振り返る。

海外で働く夢が叶った

どうしても、20代のうちに海外で働きたかった。なかでも中国は私の憧れだった。大学時代に仲良くなった中国人留学生がすごく努力家で、彼女を通して私は中国に行きたくてたまらなくなった。

2023年、28歳7か月。夢を叶えた。毎日わくわくがとまらなかった。中国のみなさんの考えにもっと触れたくて、中国語の勉強も惜しまなかった。今では仕事も生活も問題ないレベルまで会話力がついた。大学時代の中国人の友人にも再会できた。あなたのおかげで私は中国に来たんだよ、と中国語でお礼を伝えられた。

中国人の同僚と働くのも、とても楽しかった。意見をぶつけあい、得意なことを伸ばしあう。苦手をカバーしあう。だから最速で成果を出せる。もし出せなかったらすぐ方向転換。昼休みは同世代とエンタメやメイクの話で盛り上がる。知らなかった中国コスメやファッションを好きになる。育った文化や国籍が違う人と働くのが、私の生きがいだ。改めてそう思った。

日本人おじさんに対するもやもやに悩んだ


でも仕事では辛いことも多かった。辛いというより、悩まなくてもいいことに私が勝手にもやもやを感じていた。日本人おじさんという存在だ。海外駐在員は大多数がおじさん。駐在員だけで行う仕事もあり、彼らとコミュニケーションを取る機会は頻繁にある。

好きになれない、日本人サラリーマンらしさ。長い会議、奥さんが専業主婦という旧態依然。前からそうだからという理由だけで決定が行われるメールのやりとり。

考え方や価値観すべて、おじさんたちと分かり合えないと感じた。というか、分かりあいたくない。例えば、愛妻家と呼ばれているおじさんが会社にいる。夜遅く女の子とキャッキャできるお店に行って女の子をぺたぺた触ったりしていたそうだ。でもその場に居合わせたおじさんたちはそれでも彼をまだ「愛妻家」と呼んでいる。私には理解できない。

10-11月あたりの私はどんよりしてた。仕事で日本人おじさんと過ごす時間がすごく長かったのだ。聞きたくない言葉を聞いたり、体触られたり。ストレスが大きかった。

女性の生き方を改めて考える機会に

そんなとき、前向きに進む日本人女性の生き方に触れてエネルギーをもらった。女性向けのファッション誌を読んでいるだけで、居心地が良かった。特にVERYの働くママたち、強さで忙しさを乗り越えつつ、繊細な心で子どもと触れ合っている。時には子育ても休んでいる。いつも強くいるなんて無理だもんね、休んでいいんだよね。

Voicyでは多くの女性パーソナリティーの生き方に触れた。大企業を辞めて起業して、その企業を売却して次の会社を立ち上げたCKさんには驚いた。やりたいこと、人生のうちに全部できるんだな、私もそんな人生にしたいな、と思った。

新R25さんの特集”日本は女尊男卑社会か”には衝撃を受けた。自分を守るために、女性が女性が!と騒ぎ立てる自分を恥じた。男女ともに幸せにならなきゃだめだ、とはっとした。

ヨーロッパやアメリカの女性が自分の考えを発信するYouTubeもよく見るようになった。仕事では中国か日本の情報にばかり触れいてるけれど、世界はもっと広い。価値観は、もっと多様だ。

女性をテーマにしたメディアに触れつづけて気づいたこと。私には、女性としてのプライドがある。女性の人生を思いっきり楽しみたい欲もある。自分自身の強い価値観に気づくことができた。

世の中は今、男女という2つの性別で括らず、多様性を尊重するすばらしい動きが起きている。でも私の会社では、未だ男性管理職が多く、女性が心ない言葉に苦しんでいる。これも事実だ。

私が日本企業で女性として苦しんだ視点を大切に、苦しむ女性の力になりたいと強く感じた。だから、性犯罪に苦しむ女性を助ける取り組み支援しはじめた。その先に、女性に限らず弱い立場にあったり苦しんでいる人に寄り添える人間になりたい。この先の人生の方向性がまたひとつ定まった。

2024年は次の夢への橋渡し

中国で2023年、私は外国人として暮らした。実体験を通し、外国人には何が必要で、何が今あって、何がないのか、よく分かった。

2022年までの私は、日本にて外国人のサポートを支援する活動をしてきた。日本語教室のボランティアや、コロナワクチンのサポートを行った。でも時々、求められていないサポートを無理に押し付けている感覚があった。

今は、もう少し分かる。外国人が欲しいこと・もの。
私は日本に戻ったら、また日本で暮らす外国人をサポートする活動をしたい。2022年までとは異なる形で。具体的に何をするか、中国での生活を通して見えた。やりたい。スタートするときに、noteにもしっかり書こう。

海外で働く夢を叶えたら、次の夢がちゃんと見えてきた。よかった。

次の夢を叶えるために、私はきっと数年以内に日本に帰るのだろう。でも、私は今、上海にいる。何年も夢見たここで、中国語で中国人と笑いあって、助けてもらって、おしゃべりしてる。

全力で、生きたい。おじさんたちに苦しんだって、その苦しみから学べることがある。次の夢に向けて、まだここでインプットするべきことがある。

2024年、何事もプラスに働かせ、おいしい・楽しい という感情を大切に、前に進みます。

この記事が参加している募集

#この経験に学べ

54,275件

#仕事について話そう

110,014件

サポートをきっかけに、今後繋がれたら嬉しいです♪ もっと濃く繋がって、おたがい高めあいましょう…!