mochi_oshiri_

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最近の記事

スイミングの思い出1

 健康のために、近所のスイミングスクールに泳ぎに行っていたことがある。 大学1回生の夏休み、プールでひと泳ぎしてからアルバイトに向かうというルーティンがあり、 おばあちゃんだらけの中ちゃっぷちゃっぷと四肢を元気に動かしていた。  ロープで分けられたコースでは泳ぎ方が分けられており、泳ぎ続けるコースに行き疲れれば 水中で歩くのみのコースに移り、絶えず体を動かすよう工夫するなどしていた。   プールでは25メートルのコースが8レーンほどあって、そのどのコースもがほぼおばあちゃん

    • 赤い戦車

      先日、人に筆で文字を書く機会があった。 1ミリたりとも過不足なく、それでいて真っ直ぐに言葉を伝えるためにはどうするべきだろうか、安直になんとなく、筆で書くべきだと考えた。バイト終わりに文具屋で筆ペンを探すと、陳列棚の短辺の面(なんという表現だろうか)一面に筆ペンがずらっと並んでいた。筆ペンてこんなにあんのやなあ。太字のものを手に取ると、それに合った便箋も選んで帰った。 炬燵の上でぴりりと無地の便箋を一枚めくると、つるつるした面を上にして置いた。私はやはり小学生の頃の習字を思

      • リュックを盗られた

        やったわ。ほんまにやった。今日はワンオペやのにミシンの購入があって、手続き一人でやるの初めてやってもうほんまに1時間くらい慌てふためいて、そのお客さんに後出しでこうしてもらうのが良かったのにねえ…と嫌味を言われ、その次に会計をえらい長いこと待ってたお客さんに、待たせた挙句に割引き忘れをしてしまい叱責のため口を聞かれてる間、バックヤードの鍵を開けっぱなしにしていたからだ。3連休の初日ということもあって人も多くなかなか鍵を閉めに行けなかった、そのすきに盗られてしまったのだろう。あ

        • 休み時間30分あれば王将へ走る

          王将の辛玉ラーメンが好きなので、バイトの休み時間が少しでもあればロッカーから最低限のものを取り出して、急いで餃子の王将へ走る。 「休憩をします!」 「は、はい」 30分の休憩時間というのは辛玉前線においてギリギリ時間内に戻って来られるかというところであり、急いでいた私は「休憩いただきます」「休憩入ります」といったマイ職場休憩レパートリーから逸脱した「休憩をします」をパートにぶん投げた。子ども服売り場を早歩きで斜め横断するとレストラン街に突入。今日は平日なので客もそれほどいない

        スイミングの思い出1

          お父さんにおっぱいがあった

          夜中の2時頃、来たるライブのためにミシンと対峙していると、コンコン、と部屋のドアを父が叩いた。はい、返事をすると、年がら年中パジャマが半袖トランクスの坊主おじさんメガネがひょこ、と申し訳無さそうに半身乗りだし、「あったかくしてるか。」部屋は、母から送られてきた暖炉を模した電気ストーブ(これがまた可愛い。説明しづらいが、偽物の薪が本当に燃えているみたくなっている。)のおかげで、寸法の確認のための金色のタンクトップと、カーディガン1枚羽織った私に差し支えが無いほどに暖かくなってい

          お父さんにおっぱいがあった

          iPhone見すぎて充電がすぐ無くなんねん

          そんな私が空き時間、スマホで何を見るかというと、大体もう既にオワコンと化している2ちゃんのまとめサイトを見ている。私の好きなオカルト系まとめサイトの数々はここ数年、かなり短いサイクルで過去の記事を再掲している。恐怖とは、人間が本能的に避けるべきものであるが、それを自ら作りだすことができる、そういったところがおかしくて面白くて、「どこまでやれるんだ?」とある種の知的好奇心から好んでオカルト系まとめサイトを見ていたが、こう何度も「殿堂入り」スレを見かけると、最初に見た時の感動等は

          iPhone見すぎて充電がすぐ無くなんねん