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ママ、今日は月が綺麗だよ!

月をよく眺めるようになったのは、1年半くらい前からだった。

私が今住んでいる地域はかなり田舎の方で、街灯も少ないため、星が煌々と輝き、月の輪郭までくっきりと綺麗に見える。

ただ、この地域に来て約13年が経つけれど、それまではあまり夜空を見上げることはしてこなかった。


しかし、3年ほど前から「新月の願い事」や「満月の浄化」などのワードを動画や配信で見聞きするようになり、月の満ち欠けを意識するようになっていった。

さらに1年半前から音声配信の繋がりから、ホロスコーパーのショーコさんを知り、彼女の星読みや言葉が楽しくて、配信やnoteの記事を視聴するのが習慣化していった。

自然と、「あぁ、今月は31日が満月なのか。」と月の満ち欠けの日程まで、明確に覚えているようになっていた。


「月は不安定さの象徴でもある。眺めすぎない方がいい」というお話もあるけれど、

夜空を見上げ「綺麗だなぁ…。」とか、「あ、今日は隠れちゃってる。また明日ね。」と、月に想いを馳せる時間は、私の生活の充実度を上げてくれた。

さらに、満ち欠けを知ってからは、新月、三日月、上弦の月、満月、下弦の月、等と、月の様々な表情を楽しめるようにもなった。

そして、その時の新月の意味であったり、メッセージを伝えている人達の言葉に耳を傾けるのも面白かった。

それぞれ配信者さんによっても解釈や伝えたいことも異なってくるため、「この人の言葉や解釈が好きだな」と感じる方々、数名の意味づけやメッセージを毎回楽しんでいるのだ。

娘の習い事の送迎時にパッと空を見上げた時。

夜に寝室のカーテンを閉める時。

日常のふとした瞬間に、月を眺め、感情が動く。

誰かが言ってたキーワードやメッセージも思い出す。

さらに感情が動き出す。


月の形や光を「わぁぁぁ……!!」と純粋に楽しんでいる自分と、勝手に月からメッセージを受け取り、なんとも言えないエモさを味わっている自分と、共存している感じなのだ。


そんな母親の姿を見ていたからか、いつのまにかこどもたちも月を眺めるようになっていた。


「ママ!!今日は月が綺麗だよ!!!」

キッチンで夕飯の洗い物をしている私に、5歳の息子が目を輝かせ、嬉しそうに報告してくれた。

小学生のお姉ちゃんたちと寝室に布団を敷きに行った時に、3人で月を眺めたらしい。


「今日の月はママが喜びそうだよね!」

そんな風に思ってくれたのだと言う。

月を眺めて、私のことを思い浮かべてくれるなんて…。


キュンとするじゃないかっ!!!!(歓喜!!!)



小6の娘も、習い事の帰りの車中から、「綺麗だねぇ…。」と月を眺めながら、大好きなYOASOBIの曲を口ずさんでいることが増えた。

習い事の帰りの車内では、「はぁ。疲れた……。」と下を向いてぼやくことのが多かったのに。

そういえば最近、「はぁ。疲れた」って全然聞かなくなったなぁ。

車内に乗る時は「ふぅ。お腹すいたぁー!」と笑顔で言うことが多い。多くなってる。そういえば。


これが月を眺めることと関係しているかは定かではないけれど、月を眺めるために夜空を見上げる行為は、彼女にとっても良い作用が働いたのかもしれない。


この先、こどもたちが成長していって、月を眺めることが少なくなったとしても、もしかしたらみんなが大人になった時にふと月を眺めて、昔を思い出すかもしれない。家族との穏やかな時間が蘇るかもしれない。


もちろん、一緒に月を眺めたこの時間は、私にとっては愛しい想い出として、すでに刻まれている。

もし忘れちゃったとしても、この記事がある限り、思い出すことも出来るしね。


明日の満月は、こどもたちと横に並んで、眺めようと思う。


#もちゃの子育て


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