よこがお
今日は貴重な映画サービスデー!
筒井真理子さん主演「よこがお」観てきました。
ほんとは「新聞記者」もセットで観るつもりだったのですが、スケジュールミスって断念。。。
でもこの作品がずっしりしたあんバタークリームパンみたいな満腹感があって、神経消耗されたから良かったかも。
深田晃司監督作品は映像や音が好きで何作品か観ています。
youtubeでASMRが好きな音フェチの私にとっては今作品も、筒井さんの上品な仕草から出る摩擦音や、自然の音も綺麗に聴こえて来て、それでいて景色も光の入り方がすごく美しい。一つ一つ細かく計算しているのかなぁと感じます。
そして現実ともう一つ似てるけど違う世界も並行して物語が進んでいるような不思議な感覚に陥る深田作品。
私は小さい頃漫画のドラえもんを何回もヘビロテして読んでいたので、その影響か何かのきっかけでどこかしらの話しを思い出す時があって、深田監督の作品は「さようなら」を観た時とこの作品を観た時にドラえもん風パラレルワールドの話の回を思い出しました。
鏡の世界のようになってるから、基本アベコベ。でも最初はほぼ同じだから見分けが付かなくて大したことないんだけど、違和感が大きくどんどん支障が出てくる。
話の内容は全然違うけど、私の中で何かが繋がっているんだと思います笑
だから初めは物語の流れを一つに繋げようと観ていましたが、これはそういう事じゃないなーと繋がるのは辞めました。
ここでは主に3人の世界観がそれぞれに含みを帯びているから、はっきりとした真意なんて分かるはずないし、だから余計に複雑になっていくような。
“何か”を含みながら生きている人って魅力的ですよね。
そしてそれはやはり横顔の方が良く現れるなぁと思います。
こっちを観ているよりも、何か違う事を思う、自分に向けられていない表情に魅力を感じるのでしょうか。
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