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『松浦寿輝をめぐる黄昏時』へ

今日は大阪本町にあるtoi booksさんのイベントに行ってきました❗️

磯貝依里さんと雛倉さりえさんの対談です。

磯貝さんと雛倉さんは同じ大学の先輩と後輩で、好きな小説や詩が似ていて、仲よくなさっているそうです。磯貝さんは大学院の修論で松浦寿輝さんのことを書かれたそうです❗️松浦さんのほとんどの作品を知っておられて、この作品はこの作品がもとになっているとか、この作品に出てくる○○はこっちの作品にも出てくるとか、「彼」や「私」というのは何のことを意味しているか、など深い読み方をされていて、ご本人は「オタク」とおっしゃっていましたが、完全に「研究者」だと思いました。「松浦寿輝研究」の分厚い本を執筆できそうな方です!

お話もとても面白くて、松浦さんの本をもっと読みたくなりました😊

特に私は松浦さんの詩が読みたくなりました!磯貝さんと雛倉さんが朗読してくださって、その言葉にとても惹かれたからです✨

私はこのイベントに参加したいと思ってから、松浦寿輝さんの本を初めて読みました。私が読んだのは『半島』なのですが、読み始めてすぐ私の好きな感じだったのでびっくりしました。退廃的な感じのする外国文学がすごく好きなので、同じ匂いがする!と思ったのです。主人公のふわふわ~っとした感じが好きなのですが、この作品は何か起きるという予感に満ちているので、その不安が私の好みとはちょっと違いました。

お2人のお話を聞いていたら『人外』がとても面白そうでした。読んでみたいです!

お話を聴いていて1か所鳥肌が立ったところがあって、それは磯貝さんが、松浦さんが千葉雅也さんの『デッドライン』に登場しているのではないか、というお話をされた時です。私は『デッドライン』を読み終わってすぐに『半島』を読み始めて、「なんかまた哲学と外国文学が薫る話だなぁ。松浦さんてどんなことしてる人なんやろ?」と思って、松浦さんのプロフィールを見たら、「東京大学教授(表象文化論・仏文学)」と書かれていて(今は退官されています)、「表象文化論って千葉さんと同じやん!生年からいってお2人は大学で会っているはず!そういえば『デッドライン』に小説を書いている先生が出てきた!」と思い出してデッドラインを開いて確認して、可能性高いな、と思っていたのです。その話を磯貝さんがされたので、びっくりして鳥肌が立ちました!

⬇︎特典の小冊子です。すごい豪華です❗️左側の『呼吸する街』は、雛倉さんの短編が11篇も収録されています!toi booksさんで購入できるそうです。

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雛倉さんの『ジェリー・フィッシュ』はKindleで持っているので、『ジゼルの叫び』を買いました。こちらの方が純文学っぽいそうです。読むのが楽しみです❗️

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↑雛倉さんにサインしていただきました!蛇がかわいい!雛倉さんは蛇を3匹も飼っているそうです🐍雛倉さんの『ジェリー・フィッシュ』に蛇を飼っている男の子が出てきますが、雛倉さんも飼っていたなんて❗️

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⬆︎松浦寿輝さんの新刊発売されるそうです❗️

松浦さんの作品のことをいっぱい知ることが出来て、色々なお話が聴けて楽しかったです‼️


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