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めんどくさがりな性格をどう仕事に活かすか

皆さんは継続して仕事に取り組むことは得意ですか?私は特に単純作業においてとてつもなく面倒くささを感じてしまいます。

毎日ここにこれをして…、毎月これを出して…、あぁ面倒くさい。

私はシステムエンジニアですので、多少のことならEXCEL VBAに任せてみようか、バッチ書いてみようかとなりますが、人の手でせざるを得ないものも多いと中々そうはいきません。

面倒くさがりな性格は仕事に不向きなのか?整理すると得手不得手の問題であって、うまくこの性格を活用することでより良い成果を出すことが出来ると思っています。今日は自分なりに整理した結果を共有してみたいと思います。

イチ作業員の場合を考える

入社一年目等でイチ作業員として組織やプロジェクトに参画することの多い人が面倒くさがりな性格を持っていた場合、どういったことが考えられるでしょうか。

まず悪い面としては、作業品質を上げることをせず、妥協してしまう可能性があることが挙げられます。

「これくらいでいいか」という判断は特に経験の浅い若手社員のうちは、多くの場合が甘い判断をしてしまう可能性が多く、周囲のアドバイスをもらうなどの工夫をしないと評価につながらなくなる恐れがあります。

妥協による品質低下が繰り返される場合、周囲からの期待も得られない上、自分自身のスキルも身に付きにくくなることから、仕事においては負の循環に入ると思われます。

では、イチ作業員において面倒くさがりな性格が良い方面に向く場合とはどういう場合でしょうか。

これは、常に自分の作業を効率化できないか考える方向に力が向きやすいことが挙げられると思います。

自分もそうですが、繰り返しの単純作業は極力減らしたいと思っています。この時、どうにかして仕組み(例えばアプリやEXCELマクロなど)で解決できないか?という方向に頭が向きます。そしてこれを実現することで、自分の作業を減らして生産性が上がり、コストも減り、周囲からの評価も得られやすい好循環に入ります。

管理職の場合はどうか?

では、管理職の場合の悪い面と良い面を考えてみます。

前提として管理職に上がっていくような人であれば、前段で記述したような自分の「面倒くさがりな性格」をポジティブに活用しているタイプと思われますので、悪い面を見せている人は少なくはなってくると思います。

その上でなお、悪い面を見せる人の場合、主体的な行動が起きにくいことが挙げられると思っています。

面倒くさがりな性格の人の中には「行動すること億劫と感じる」タイプの人が少なくないように思います。行動をしないことにより、その管理職配下のチームはなかなか士気も上がらず、また、新たなビジネスの模索もうまく進めることが出来ないことが考えられます。

では良い面はなにがあげられるでしょうか。面倒くさがりな性格の人は自分で作業をしたがらない傾向にあることから、部下等の他の人、外注先へ仕事を依頼することが上手(になりやすい)であることです。

自分で仕事をしないための効率化の手順として、作業員のときは仕組みで解決しようとしていたところ、出世することにより、その問題をチームや組織で解決しようとする思考が生まれます。

最近では、コミュニケーションがなかなか上手に取れない人が、依頼された作業を自分で抱え込みすぎた結果、爆発してしまうことも少なくないように思います。

適度に周囲を巻き込みながら仕事を推進することは管理職としても重要なスキルですね。

私はどのようにしているか

私の場合、特に単純作業が続くと、仕事中すぐ集中力が切れてしまうようになります。一番自分に良いと感じたのは、「楽出来ない環境にしてしまう」ということです。

例えば、何か作業を振られた場合に、いつまでに、どれくらいの品質の資料を作るのかを宣言し、周囲の期待値を上げます。これにより、自分に時間的余裕がなくなるため、単純作業であろうがとりあえずやらざるを得なくなります。また、追い込まれることによって、「この作業は効率化できないのか?」を考えるきっかけにもなります。もしくは転職するなど、環境を変えることも「楽できない環境」になると思います。

この手法は一定の体力的なしんどさはあるものの、スキルの向上も図れるほか、周囲の評価も上がりやすいため非常におすすめの手法です。

最後に

どんな性格であっても良い面、悪い面があると思っています。ついついネガティブな悪い面ばかりに目が行きがちですが、どうやったら自分の性格を活かせるか?を考えることによって、自分の仕事のパフォーマンスを大きく上げることが出来るかもしれませんね。

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