文具知識能力検定を受けてみた話
ライターとして同じメディアに何本か記事を納品すると、大量の参考資料を読みこむので、そのジャンルの知識が増えてくる。そうすると、「最初からこの知識があって書けば、もっと親切な記事になったのに…」と最初の記事を書き直したくなることもある。
このnoteは個人的なメディアだけど、個人でやるからこそ偏りのない知識で書いてみたいなぁと思い、文具のことを勉強することにした。
そこで見つけたのが「文具知識能力検定」である。
文具知識能力検定とは
「文具知識能力検定」(略称:文具検定)とは有限会社文房具屋さんドットコムが運営、文具専門紙誌の紙製品新聞社、全通、日本文具新聞社、文研社の4社によって共催している。
問題は各専門家や企業の協力の元、文具の幅広い知識を押さえていて、文具店の店員さんから文具ファンまで満足できる内容だ。
受験方法
事前に「文具知識能力検定」のサイトで本試験申し込みをしておく。メールで届いた、Web上の試験会場にログインするパスワードは忘れずに保存しておこう。自分でパスワードを変更もできる。
2022年の受験はすでに終了しているので、来年受けるときの参考にして欲しい。
勉強方法
文具知識能力検定のサイトでは、模試試験が開催されている。2022年は、1月28日から3月28日まで行われていた。本試験はこれらの過去問から出題されるので、地道に解くのが合格への道だ。
問題集も発売されているが、最新の1冊だけだと出題範囲をカバーできないので注意して欲しい。
文具検定の公式Twitterアカウントも過去問を出題してくれる。
問題集を解いてみてビックリ
最新の『文具知識能力検定「問題集X」』を購入して問題を解いてみた。当たり前なのだけど、文具と一口にいっても幅広いジャンルがある。
世間のトレンドから定番商品まで、普段触れたことのない文具もたくさんある。私はテレワークに便利な文具の問題は得意だったけど、GIGAスクール※をサポートする文具の問題はあまり解けなかった。学生でも学生の子どもがいるわけでもないから、触れる機会がなかったのだ。
「08 文房具をもっと広く、深く、知ろう!!」では、「万年筆・ボールペン・シャープペンシル・鉛筆・筆記具全般・筆墨・手帳・ノート・ファイル・総合」の幅広いジャンルから出題される。
これがなかなか厄介で、「普段使っているけど正式名称なんだっけ?」みたいな問題にぶち当たる。
また、事務職時代は普通に使っていた、「規格サイズの紙に適切な封筒サイズを選ぶ」問題が出てきたときには悩んでしまった。
事務職時代は備品発注担当ではなかったので、小さい封筒・大きい封筒って呼んでいたよ…
スポンサー企業に関する問題もある。ちなみにキングジムの製品名はたいてい洒落の利いた名称なので、雰囲気で当たったりもする。
お話するファイルも気になりますがね。
検定方法
私は一般の人なので70点以上を目指すことにした。4択だからって侮れないのは、先に述べていた通りだ。
結果は…
本試験の結果、100点満点中90点!合格していて一安心。本試験の問題解説・試験結果はWeb上で確かめられる。
解説を読んでいたら、慶事と弔事を取り違えて答えた問題があり悔しかった。試験には魔物が住んでいる。やっぱり勉強はしっかりするべきだ。
ちなみに合格認定証を銀行振込3300円で発行できる。私は初回受験なので、記念に発行してもらうことにした。
追記(2022/5/17):合格認定証届きました!
文具知識能力検定を受けてみて
検定を受けてみて、文具が好きとはいえ、やっぱり知識に偏りがあることがわかる。勉強してみると、「発売当初からセロテープ®︎って材料のほとんどが天然素材だったんだ〜」みたいな新たな発見がたくさんあった。
文具のことは好きだけどもっと深く知りたいなぁ〜、という方は受験してみて欲しい。問題集を読むだけでも面白いと思う。
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