![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141217900/rectangle_large_type_2_d91b657490b3ff327f0ee55490077086.jpeg?width=800)
私にとっての宝探し「SENDAI文具の博覧会」
クリエイターが手がけた文具が集まる、スークカンパニー主催の「SENDAI文具の博覧会」に行ってきた。全国で順次開催しており、宮城会場は藤崎百貨店(本館)。(記事公開時点で宮城会場は終了)
いつもInstagramやオンラインストアで見ていた文具が、直接手に取って見られる貴重な機会なので、毎年の楽しみになっている。
▼2023年に行ったときのレポートはこちら。
買ったもの8つ
今年も、素敵な文具が手に入ったので紹介したい。公式サイトやオンラインストアのリンクも貼ったので、気になるクリエイターがいたらチェックしてみてほしい。
①5FRAME LABEL BOOK|大枝活版室
![](https://assets.st-note.com/img/1716172944472-1q3kgQRZz7.jpg?width=800)
最初に紹介するのは、大阪府守口市にある活版印刷所、大枝活版室の「5FRAME LABEL BOOK BRONZE&DARK BLUE」。
ラベルブックとは、ラベルが印刷された紙を綴じたもの。ミシン目で切り離し、メッセージカードやメモ用紙などに使える。
文具好きの方は、ラベルブックを手帳デコやコラージュの素材として利用している。また、枠を活かして枠の中にコラージュする「タグコラージュ」「枠コラージュ」などを楽しむ方もいるのだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1716172957249-MfLu5nAAbe.jpg?width=800)
こちらのラベルブックは、凸版にインクを乗せ、圧力をかけて紙に転写する「活版印刷」で作られたもの。印刷部にできた紙の凹凸と、インクのかすれが温かみを感じさせる。
大枝活版室オリジナルのデザインは、クラシカルでシンプル。コラージュに使うとき、どんな素材とも合わせやすいのが魅力だ。
▼今回紹介したラベルブックはこちら。
②紙ものセット|Hutte paper works
![](https://assets.st-note.com/img/1716172981365-2ffyZllxKy.jpg?width=800)
次に紹介するのは、神戸を拠点に活動するプロペラスタジオが展開する紙文具ブランド、Hutte paper works(ヒュッテペーパーワークス)の「紙ものセット 文具の博覧会・仙台限定」。
Hutte paper worksの人気アイテムを、オリジナルA5紙ファイルに詰め合わせている。イベント販売のみ、数量限定の貴重なアイテムだ。私は、運良くラスト1個を手にすることができた。
![](https://assets.st-note.com/img/1716173002704-gS60rAilfJ.jpg?width=800)
活版印刷の便箋やカード、トレーシングペーパーでできた封筒や付箋などが、花束のように納められており、おもわずにんまりしてしまう。
繊細な線が織りなすHutte paper worksの花々。使うのがもったいない、でも大切な人に贈りたい、そんな紙ものたちだ。
▼オンラインストアオープンは不定期。オープン時期はInstagramをチェックしてみてほしい。
③パレットフラワー |Pavilio
![](https://assets.st-note.com/img/1716173027112-rEvBoFXeqX.jpg?width=800)
続いて紹介するのは、ロール状のシールを展開しているPavilio。細やかなカッティングと色とりどりのデザインが特徴だ。今回はレースのような紙テープ「パレットフラワー リリーホワイト」を購入した。
![](https://assets.st-note.com/img/1716173112458-aIg4h5XI8p.jpg?width=800)
「パレットフラワー」シリーズは、花をイメージした3色セット。「リリーホワイト」は、百合を思わせるグレー、ホワイト、ライトグレーが入っていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1716173035788-rmJYWPXOHT.jpg?width=800)
「パレットフラワー リリーホワイト」をノートに貼ってみた。ノートの端に貼るだけで、上品なレースをまとったページができあがる。
無地の紙もおしゃれな透け感でランクアップさせるPavilioのレーステープ。コラージュやラッピングなどに活用したい。
▼今回紹介したレーステープはこちら。
④36オリジナル 洋数字印 5号|サブロ
![](https://assets.st-note.com/img/1716173056474-JjXh9WbCZT.jpg?width=800)
ここからはスタンプを紹介したい。まずは、東京吉祥寺と京都伏見にある、レトロで個性的なアイテムを揃える文具店、36 Sublo(サブロ)の「36オリジナル 洋数字印 5号」。
![](https://assets.st-note.com/img/1716173066213-6a4i7EMHge.jpg?width=800)
どこか懐かしいデザインの箱を開けると、スティック状の数字印が入っている。
![](https://assets.st-note.com/img/1716173126770-q2llfcrVty.jpg?width=800)
印面部分が小さいので、やさしく押すのがポイント。上の写真は「.」数字印を強めに押してしまった。昭和レトロなフォントは今見ると新鮮。手帳の日付やコラージュに使いたい。
▼今回紹介した数字印はこちら。
⑤ノスタルジー|ヨハク
![](https://assets.st-note.com/img/1716173081159-5cDpOAggaz.jpg?width=800)
次に紹介するのは、北海道札幌でオリジナル文具を作っている、ヨハクの「S-067 スタンプ ノスタルジー」。古びた小さな観覧車を、下から見上げた様子が描かれている。
![](https://assets.st-note.com/img/1716173143224-hOujbyFRZT.jpg?width=800)
戻れない時間の美しさを閉じ込めたスタンプは、まさにノスタルジー。魅力的なものは古くなっても色褪せない。そんなヨハクの世界観がデザインされている。
▼今回紹介したスタンプはこちら。
⑥ふりかえる女の子|cotori cotori
![](https://assets.st-note.com/img/1716173158174-Ye2E6vyhsu.jpg?width=800)
続いて紹介するのは、ゴム版はんこ作家のcotori cotoriが作る、「ラバースタンプ ふりかえる女の子」。手帳デコやメッセージカードの主役に使いたい、ちょこんと佇む女の子のスタンプである。
![](https://assets.st-note.com/img/1716173169022-knc5zqBcWM.jpg?width=800)
女の子に吹き出しを書いてメッセージを足したり、ワンピースに色を塗ったりと、色々アレンジが楽しめそう。
絵本から出てきたようなワンピースの女の子、今どきカジュアルな女の子、cotori cotoriが描いた女の子たちは、どれもかわいいがつまっているのだ。
▼今回紹介したスタンプはこちら。個人運営のため、イベント時期などはオンラインストアが不定期にクローズする場合がある。
⑦⑧TAKE IT EASY ・COFFEE|KNOOPWORKS
![](https://assets.st-note.com/img/1716173192913-qk7nB2zbag.jpg?width=800)
最後に紹介するのは、白、黒、クラフトだけで作る紙ものとスタンプのお店、KNOOPWORKS(クノープワークス)のスタンプ2種。
上がアーチ型のフォントが並ぶ、「〈TAKE IT EASY〉スタンプ のんびりいこう」、下が「手」をモチーフにしたシリーズの最新作「〈COFFEE〉スタンプ コーヒー」である。
![](https://assets.st-note.com/img/1716173229619-u4CD5GjUdf.jpg?width=800)
スタンプ単体でも使えるが、並べても使えるサイズ感になっている。ラフな線で描かれるコーヒーブレイクの時間は、おすそわけのお菓子にそえるメッセージカードやふせんに押してみたい。
KNOOPWORKSの作る文具は、シンプルながらどこかユーモアを感じるデザインが、個人的にツボである。
▼今回紹介したスタンプはこちら。
購入した文具を使ってコラージュしてみた
![](https://assets.st-note.com/img/1716178033935-wkRp3Ab3bs.jpg?width=800)
クラフト紙をベースに、今回購入した文具を使ってコラージュしてみた。大枝活版室のラベルブックに、スタンプを押して「タグコラージュ」している。
また、スタンプを押した上に、Hutte paper worksのトレーシングペーパー付箋を貼ってみた。トレーシングペーパーの透け感で、かすみがかった風景を表現できたと思う。
眺めて、触って、確かめて…文具の宝探しに行こう!
トレーシングペーパーのやわらかな透け感、ボコボコとした活版印刷の凹凸…質感や触感は写真だけではわからない、直接見るからこそわかる文具の魅力。また、会場で初めて出会うクリエイターの作品に、心掴まれるときもある。
だからこそ、宝探しをする気持ちで、毎年「SENDAI文具の博覧会」に行くのだ。
ご興味あったらこちらもどうぞ
文具マガジンやっています。文具好きの方に立ち寄ってもらえたらうれしいです。
▼2022年に行ったときのレポートはこちら。
▼Instagramも更新しています。クリエイターごとにタグ付けしているので、チェックしてみてください。
この記事が、共感できるな・おもしろいなと思って頂けたら、「スキ♡」を押してくれるとうれしいです。(♡はnote会員以外でも押せます)SNSでのシェアも大歓迎してます!