もう火曜ですが昨日夜の7時に起きてしまったわたしにとっては今はまだ月曜なのだ。本当は今日の「月モカ」では歯の治療のことを書きたかった。
歯の治療とはまさに「邪気取り」なんだなという話。
手短に記すが(どうも歯ぐきが腫れているわ)と気づいたのがいつかな?
今年の春とかだと思うが、神楽坂から根津に引っ越してきてから歯医者が見つからず色々放置していた。
しかしあまりに歯が気になって常連の”エコ氏がみえもん”にオススメ歯医者を紹介してもらって歯の治療を始めたのが10月頃かなぁ?
それで腫れていた歯ぐきは「歯の根」の炎症のせいだとわかり「根管治療」という治療を2 か月かけて行った。これがもう、ちょうど10月31日の志磨さんライヴの前日くらいに一番山の治療があって10月末から11月は痛くて痛くて寝れないくらいだった。親知らず抜いた時より痛い。
それでなんというか色々思ったよ。
(この奥歯で噛み締め続けた”負の遺産”が歯の根にずっと溜まってたんだな)って。そしてそこに”邪”なものは吸い寄せられてさらに”負”が蓄積していたんだなって。
不思議なもので、この治療を行なっている間、ふっと大昔の記憶が浮かんでは走馬灯のように消えていくっていう感じの現象があって、なんていうんだろう、多分この歯を前に治療していたのって渋谷の円山町に住んで、この写真↑のフレイズや「JUNE」を書いていたころ、その頃わたしは23歳とか24歳とかで、銀座のディスコの黒服だった。なんだかその頃の”何か”が奥歯の底に閉じ込められ澱み汚れて、治療のたびに解き放たれる。
そんな感じがあってわたしは「歯医者って邪気払いの場所なんだな」と思った。そんなわけで「過去を断捨離」すべく、しくしくと歯医者に通うこと2ヶ月、年末最後の治療でようやく歯の根を綺麗にし終わり土台を立てるところまでいけて、あとは年明けに白いセラミックを被せて終わりということで、わたしの「痛みを伴う膿み出し」が終了した。
つまり2024年の中島桃果子って無敵!?
それで今日の「月モカ」ではそれを膨らませて語りたかったのだが、
今夜、夜の7時まで寝ていただけあって、年内に「K/192」や「がんこエッセイ」や「栞珈琲」を届けたいと思っていた人全てへのお手紙や梱包や発送をあらかた終えられたので(じゃあここでも一部抜粋を公開できるやん)てことになったので、年内最後の月モカは、中島桃果子の15年の集大成となるトリプルアクセル「K192」からお気に入りのシーンを抜粋しようかと思う。
引用中に写真が挿せなかったので文章のみになりましたが、そもそも小説というものはかくあるものだから、よいか。
全体はもっとPOPで文体も3種類くらい使っているので、全体を読むとまた全然違う印象だと思うけれど、クリスマス引きずってまだ”HOLY”なテンションなのでここを抜粋してみた。
傑作だと思うんだよな。
今回は他の版元から出したい(店が潰れないためには)。
それでは皆様、本年度もお世話になりました。
来年は「月モカ」を完全復活したいと考えております。
あと嬉しいお知らせもあるので、今しばし楽しみにお待ちください。
「K・ブランシェット192」が2024年に出版できたらアツイ。
(頑張る。総合的に)
それでは「歯の根の話と、K192」終わります(笑)
よいお年を!
(「#宵っぱりのモカ」もよろしくどうぞ!)
<月モカvol.269「歯の根の話と、K192」>
※月モカは「月曜モカ子の私的モチーフ」の略です。
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☆モチーフとは動機、理由、主題という意味のフランス語の単語です。☆このページを通じて繋がってくださっているあなた! あなたの「いいね!」はわたしの励みになっています、いつもありがとう。