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読書 あのこは貴族 感想

東京生まれの箱入り娘華子は、結婚を焦ってお見合いを重ね、ついにハンサムな弁護士青木幸一郎と出会う。一方、地方生まれの上京組美紀は、猛勉強の末慶應大学に入るも金欠で中退。現在はIT企業に勤めながら、腐れ縁の幸一郎との関係に悩み中。境遇の全く違う二人が、やがて同じ男をキッカケに巡り合う。上流階級を舞台にアラサー女子の葛藤と解放を描く。

なんて書かれるとと、マウンティング絡みのドロドロした女子の戦いなのかと思うが心中天網島の紹介で女の矜持について語るシーンが出る様に自分の持っているもので自己肯定感を高める世界へ向かう話なんだよね。面白かった。

20代30代40代50代…そりゃもぅ環境も変わりますし感じ方や価値観も変わりますよね。幸せになる為の条件が変わっていく。条件と言うと求めているものの様だが、相手にだけでなく自分に対して向ける目線も変わってくるので、そんな成長も華子と美紀は幸一郎よりも鮮やかだったので女子が読んで爽快なのかも。

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