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読書 六人の嘘つきな大学生 感想

新卒採用、最終選考に残った6人が仲良く皆んなで採用されるかもと期待持たさられた後、やっぱり採用1人になりました。と、仲間がライバルに変わって最後の内定獲得の為のグループディスカッション。
6人の中の1人が仕掛けた細工で、予想もしなかった皆んなの闇部が暴かれていく。犯人は誰?目的は?

凄く読みやすく、スラスラ進んで一気読み。登場人物の印象がオセロの様にクルクル変わっていく様が、就活と言う背景の中で大人になって行く階段を登ってる様子を表していて良かった。

新卒採用の面接官になった時に、自分の面接官だった鴻上さんに「面接官のコツ」を質問した時、そんな物はないのに選ぶ、毎年恒例の頭の悪いイベント。と、評し就活生には最後は圧倒的に「運」と語る。

以前に松下幸之助さんが面接官に選ぶ基準を問われた時、「愛嬌がある事」「運が強い事」と答えたそうです。聞いた人はその時、男に愛嬌?と思ったし、運が良いと運が強いの違いもよく分からないと思ったが、後々に愛嬌がある人はひとを惹きつけ、情報が入ってくる。運が強いと考える人はチャンスに臨むことが増えるので確率的に当たりが増える。真理だなぁと思ったとの話を思い出した。

就活ドロドロ系だけれど、読後感は悪くない終わり方をするので不思議なハッピーエンド。



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