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私が持つ性的トラウマについて

こんにちは もあもあです。

今回のお話は私の過去に受けた性的トラウマについて
振り返ることで克服に繋げてみようという試みで作成されました。(2022/5/25再編集、再投稿、2023/3/18改題、再編集)

※この記事には家庭内での児/童/性/虐/待について書かれています。苦手な方はどうぞ、読まずにここまでで閲覧をお控えください🙇‍♀️

※この記事に出てくる人物について詮索なされないようお願いします。私自身の落ち度についても私自身がよく分かっているのでせかんどれいぷは御遠慮ください。


・私が受けてきた性的虐待について

まず初めに私の育ってきた環境は父子家庭(母は死別)で、当時同居していたAは仕事で面倒を見られない父の代わりに、私のことを育ててくれた兄のような存在でした。
表面上だけなら仲のいい兄妹のように見られており、冗談でそういう関係なのでは?と奇異の目で見られることもありました。
(今思うとそう見られるくらいAと私の距離感は兄妹というより恋人のようで異常を隠しきれていなかったのだと思います。助けを求められていたらとたらればの気持ちが出てくるのであまり深くは考えないものとする。)
それもそのはず、Aは私に対して性欲と支配欲をむけており、身体の関係がありました。

精神的にも未熟であった10代前半の私は警戒することなく入浴も一緒に行うことが度々ありました。
それが良くなかったのです。
初めての被害は浴室で行われました。
どんな言葉でどんな風にそんなことになったか覚えていませんが
侵入を許してはいけないところに侵入させてしまいました。
まだ幼かった私はその行為をなんとなくでしか悪い事と認識できておらず
もともと性の目覚めが早く好奇心で受け入れてしまっていた部分もあったと思います。
今考えるとなんて馬鹿で愚かだったのだろうと後悔しかないのですが…
被害を被害だときちんと認識できていなかったことも原因だと思います。
そう思うとAのしたことはとても許せることでは無いです。
証拠が私の記憶しかないので訴えることももう叶わないので考えてもどうのしようもありません。

それからは、Aの気分次第で望まない行為を強いられる地獄のような日々が続きました。

断れば私の友人に手を出すと脅されたり、私に暴力を振るおうとしてきたり逆らえませんでした。
年数が経ってくると自己防衛からなのか、Aとの関係が普通の日常の一部のようになってしまって違和感を感じなくなっていきました。
被害を受けていると認識してからはAのことを好きだと錯覚することで自分が傷つけられているという認識から逃れようとしていました。
それでも、Aとの行為が終わったあとはいつも自責の念と後悔の気持ちで苦しんでいました。
好きな人が出来たりすると急に現実に戻されたように苦しむことがあり、後ろめたさを感じながら恋愛をしてきました。

Aによる性的虐待内容は主にAの性欲処理に付き合わされることが常で、
私が生理の時は口でするよう言われたり、
生は嫌だと言っても外出しだからとつけて貰えなかったり、
嫌だと言うのに無理やり挿入され性交痛で苦しまされたり、
彼氏(現在の主人)ができると「穴兄妹だ」「結婚しても一緒に暮らして3Pをする」と言われたり、
就職先で上手くいかなくて悩んでいたときに「就職できないなら体で稼げばいい」と言われたり
書けば書くほど吐き気を感じる被害内容で主人も私からこの話を聞いた時は
私と一緒に怒って泣いてくれていました。

・私が被害を受けている間親はどうしていたのか

ここまで書くと、親は何をしていたんだという疑問が湧いてくることだろうと思います。
父に相談しようと何度か試みようとしたものの言葉が上手く出てこなかったり、被害を訴えた後の世間の目を考えると言えませんでした。(今思えばそんなものより被害に遭い続ける方が辛いとわかるのですが思考がおかしくなっていた)
祖母が私とAが入浴している時に様子を見に来ることがあり、祖母は知らないものの私の被害を防いでくれていました。今思うとなんとなく察知して止めに来ていたのかもしれません。
私とAが一緒にお風呂に入らなくなったきっかけになりました。
それでも、自室にいる時やAの部屋へ呼び出されたりして関係が無くなることはありませんでしたが・・・

・被害がおさまったきっかけ

Aと私の関係は20代まで頻度は減ったものの続いており、一人暮らしも考えては経済的に難しく(就職してからの金銭的虐待・依存により)、断念していました。
それでもなんとか少しづつ貯めていた私の貯金が溜まり、今までの出来事を訴えられるのと今後一切手を出さない事を迫るとAからの被害は無くなりました。
思ったよりも呆気なく被害が無くなってもっと早く私に経済力と勇気があれば…と今でも思ってます。
望まないにんしんをすることが無かったことだけが唯一の救いでした。



・自立に向けて

それから、本格的に自立するため、自分を大切にするため婚活を行った結果今の主人と出会い
私がAに処女を奪われていることは隠して、主人が初めての相手だと嘘をついて付き合っていました。

・結婚後、主人にカミングアウト

主人に自分の全てを任せられると感じながらも後ろめたさを抱いたまま付き合い続けるのは誠実ではないと判断し、
結婚してからになってしまったものの、私とA(主人は結婚の挨拶の時に面識がある)の関係と被害内容を打ち明け
処女でなくてごめんなさいと謝りました。
主人は元彼の話を聞いていたので処女ではなかったことは別に気にしていませんでした。
主人は私のこの被害の話を全て話した上で私のことを受け入れてくれています。
※特殊な例です。あとから考えると婚姻前に話すべきだろうと責められてもおかしくなかったです。

その上で、私の為に私の初めての相手はAではなく主人だと上書き保存させて貰っています。
好きな人とちゃんと同意の上で全てを捧げた初めての相手という意味では嘘ではないですし、
都合がいいのは分かっていますが、主人に許可を貰った上で決めたことなので良しとしたいです。

・現在の私

今でも悪夢として被害当時の自分の姿で被害を受けそうになるのを見てしまうことがあります。
そんな悪夢の途中で主人が止めに入って助けてくれることがまだ1度だけですが、あったので
私がフラッシュバックして性的嫌悪が蘇ってしまったとしても、
主人のようにきちんと同意や痛みの有無を尋ねてくれて、幸福感を与えてくれる存在が私を守ってくれていることを私は思い出して
少しづつでも克服していきたいです。


・最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。
今の私は克服の兆しはあるものの
まだ心が不安定になったり、先述したとおり性的虐待やトラウマについて見聞きするとフラッシュバックしてしまい苦しんだままです。
ですが、カウンセリングを受けたり主人の愛情で日常を平穏に過ごしています。

少しでも性的被害や虐待の無い世界になって欲しいと願っています。

おわり

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