自分を思いやる力「セルフコンパッション」
本日はセルフコンパッションについてです。
セルフコンパッションとは何かと言うと…
セルフ=自分自身
コンパッション=思いやり・慈悲
を組み合わせた言葉で、直訳すると「自分への思いやり」を意味します。
もともとは仏教的な概念ですが、そこから宗教色をとり、科学的に研究されているものです。
実際、セルフコンパッション(自分への思いやり)とはどのように使うのかを例に出して書いてみます。
〇〇が職場で仕事を任された、とします。
〇〇は自分なりに一生懸命取り組んで挑戦したのですが、評価がよくなく、〇〇は上司からみんなの前でひどく叱られてしまいました。
この〇〇をまずは自分で考えてみます。
次に〇〇を大切な人(友人、家族、恋人など)ではてはめてみます。
この時、感情の違いが生まれると思います。
大切な人には思いやる力が働いているのに自分にはネガティブな感情でいっぱいです。
この時に、自分を自分で思いやれる事をセルフコンパッションです。
このセルフコンパッションでの効果は3つあると言われています。
1つめは幸福感を高める
高いセルフコンパッションは幸福感を高める効用がある
ことが指摘されています。
ここでいう幸福感は、人生の満足感やポジティブ感情といった主観的な評価や、人間関係や仕事の満足度、人生の意味の評価などを指しています。
2つめはストレスを減少させる
高いセルフコンパッションがストレスを軽減することが指摘されています。
3つめはレジリエンスが高まる
レジリエンスが高まるという効用です。逆境に対し、粘り強くやり抜く力であるレジリエンスは、セルフコンパッションとも関連しているとされています。
困難に直面し、精神的ダメージを受けたとしても、そこからいち早く復帰し再度挑戦するのに、高いセルフコンパッションは好影響を与えます。
このセルフコンパッションを使えるようになると自分の感情や情緒など安定し他人にももっと思いやれるようになり生きるのが楽になります。
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