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クリティカル・シンキングを使って全てを疑う


本日はクリティカル・シンキングについて書いていきます。
正直、この記事を書くこと悩みました。今まで分かって貰えるアウトプットが出来た事無いので…
ですが、私がクリティカル・シンキングを使うようになって思考が深くなったので下手くそなりに書いていきます。


それでは早速、クリティカル・シンキングとはですが…
知の思考と言われる意思決定思考の一つです。
日本語にすると「批判的思考」と訳されることから、"粗探し"をするイメージを持ってしまうかもしれませんが、決して欠点を指摘するための思考法ではありません。
「本当にこれで正しいのか」という視点を持って物事を見ることで、より正しい論理につなげていく思考法のことです。
疑う考えって言葉が一番近いですね。

説明のために例文を1つ挙げてみます。

「最近、"電話窓口の対応が悪い"というお客さまからのクレームが増えている 。顧客満足度を下げないために、電話窓口担当者の教育をするべきだ」という主張があったとします。
一見、正しい論理に見え、今すぐ教育施策を検討すべきと思えますが、果たしてそうでしょうか。どの位の期間で、いくつ同様の意見をいただいたのか、またそれが過去と比べて増えているのかどうかなどを検証してみないと、この主張が適切かどうか判断することはできませんよね。

つまり「お客様からのクレームが増えている 」と判断した背景にはどのような前提があるのか、「増えている 」とは何と比べて増えたのかなど、「本当にこの論理は正しいの?」「そもそも考えるべき課題は?」などと検証しながら正しい結論に導く思考法がクリティカル・シンキングなのです。

昨今の、目まぐるしく変わる世の中、「前はこの方法でうまくいったのだから、次もうまくいくはず」などの前例を信じる考えをベースにせずに、古いやり方や考え方を捨て、疑いの思考をもってこれまでとは違った切り口や考え方、アイデアも時には取り入れなければならないです。
何を捨て、何を取り入れるべきなのかを"多角的 "に見極める必要がある。またその実践によって、様々な意見・主張に対し一旦立ち止まって検証できるようになる。そのため、クリティカル・シンキングの必要性が高まっているのです。

このクリティカル・シンキングは鍛えればすぐに身につきます。

簡単に言ったら“全てを疑え”なのですが少し詳しく書いてみます。

疑えと書きましたが主にどんな点を疑うのかと言うと
①前提を疑う
②抽象的な言葉を疑う
③本人的思考を疑う
です。

これだけだと分かりにくいと思うので例文を書いてみます。

ある日、作業ミスを改善するためのルール変更にAさんがこう言ってきました。
「急な業務手順の変更でうまくいったためしがありません。
今回は手順の変更ではなく、業務を担当する人員を増やす必要があると思います」

よくありがちな(文句)パターンですね。
この言葉の前半だけで2つの不明確な言葉が有ります。

・急な業務変更
急なとはどの程度の事?

・うまくいった試しがない
うまくいく、うまくいかないとは具体的にどのような状況なの?
このように、意見や主張の中に「急な」や「前回もうまくいかなかった」など、程度や状況が明確になっていない点がないか、日頃から意識して探し出すことが大切です。このほかにも、「多くの人がそう思っているから」「世の中そうなっているから」といった言葉もよく出てくる不明瞭な言葉。不明瞭な言葉を見つけたら、改めてその根拠を調べる癖をつけるのもよいでしょう。




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