見出し画像

日常でも使える。ピーク・エンドの法則


本日はピーク・エンドの法則を書いていきます。
知ってる人が多いと思いますが、人の気持ちを掴む為の方法の一つなので、知らない人はぜひ覚えてください。

ピーク・エンドの法則とは、最も感情が動いたとき(ピーク)と、一連の出来事が終わったとき(エンド)の記憶だけで、ある経験についての全体的な印象が決定されるという法則です。

「高校時代を振り返ってください」と言われたら、何を思い出しますか? 
多くの人は、文化祭など最も印象深い出来事(ピーク)や、受験や卒業式など高校生活終盤の思い出(エンド)を思い浮かべるのでないでしょうか。その「ピーク」と「エンド」という2種類の記憶が、高校生活全体の印象に大きな影響を与えるのです。

たとえば、「文化祭がとても楽しかった」記憶が「ピーク」として、「志望校に合格して最高の気分だった」記憶が「エンド」として残っている場合、全体的に「とても良い高校生活だった」という評価になるはず。
もちろん、苦しい思いや悔しい思いもたくさんしたはずですが、「ピーク」でも「エンド」でもない細かい記憶は、全体的な印象にほとんど影響を与えないのです。

反対に、「いじめに遭っていてとても苦しかった」記憶が「ピーク」として、「受験に失敗して最悪だった」記憶が「エンド」として思い浮かぶ人は、「嫌な高校生活だった」という全体的な評価を下すでしょう。
この場合も、3年間で起きたほかのポジティブな出来事は、「ピーク」でも「エンド」でもないため、全体的な評価にあまり影響を及ぼしません。

このように、過去の経験が「ピーク」「エンド」という2点で印象づけられる、という現象を定式化したものが、ピーク・エンドの法則なのです。

テーマパークの待ち時間や映画などもピーク・エンドの法則が当てはまります。
ディズニーなどの待ち時間は長くて2〜3時間でアトラクションの時間は5分程度なのに最後の5分に「ピーク」と「エンド」が集約されあのアトラクションが面白かった。となります。
映画も「クライマックス」と「終わり方」で評価される場合が多いですね。


ピーク・エンドの法則は対人関係でも当てはまります。
相手に良い印象を与えるためには特に「エンド」の別れ際の印象が大事です。
デートなどにも活用出来るのでオススメです。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?