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パートナーシップ制度と、インクルージョン

渋谷区・虹色ダイバーシティの共同調査によると、パートナーシップ制度を導入している自治体は、2006年の6自治体から、2021年は103自治体と増加しています。また、LGBT施策のある企業は10.9%ですが、内訳を見ると大企業では4割超がLGBT施策を実施していることがわかっています。中小企業やベンチャー企業ではまだまだこれからということかもしれません。

参照:「(c)特定非営利活動法人 虹色ダイバーシティ 2020


多様な方を受け入れにくい組織の特徴として、余裕がない、知識がない、ということが挙げられるのではないでしょうか。常に自分の役割で精いっぱいで、周囲に目を向ける余裕がない。もしくは、特別な配慮が必要だと考えすぎてどうしていいかわからない等もあるように感じます。先日お伝えした、ユニバーサルデザインの考え方と通じることですが、関心を持ち、何をしてほしいのか聴いてみる、見守ることから始めてみるとよいかもしれません。


私自身も、NPOの活動でLGBT等多様な方の現状に関心を持ち、東京レインボープライド等のイベントに参加するなど行動してみると、誰もが余裕がなかったり知識がないことで不安があることに気づきました。言い換えると、他者もそうであることがわかると安心できるということです。まずは知識を身に着ける、体験してみる、何をしてほしいか伝えてみたり、何をしてほしいのか聴いてみることからですね。


参考:レインボーノッツ「SOGIE / LGBTに関わるテーマを切り口として、
ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)社会・職場の実現を目指す」

  東京レインボー・プライド

  NPO法人GEWELホームページより 交流会「共生社会の未来に向けて」