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『友人の本棚~1分で読める感想文~』Vol.100「自分の時間」

「1日24時間は平等に与えられている」というのは良く言われることだけれど、それを腹の底から本当に理解している人はどれだけいるのだろうか?

少なくとも僕は頭での理解に留まっており、腹に落ちてはいなかったことを、この本を読んで感じた。

朝、目覚める。すると不思議なことに、あなたの財布にはまっさらな24時間がぎっしりと詰まっている。そして、それが全てあなたのものなのだ。これこそ、最も貴重な財産である。
(中略)
つまり、時間の支払いの方がずっと確実で、平日だろうが、日曜だろうがそんなことは関係ない。そのうえ、先の分まで引き出して前借りするなどということもできない。できるのは、過ぎ去っていく現在という時間を浪費するだけだ。
そして、明日の時間を、今、浪費することもできない。なぜなら、それは「明日のあなたのためにとっておかれている」からだ。

時間という万人に与えられた財産は、毎時毎分毎秒に口座から引き落とされている。自動引き落としで解約はできない。そう考えると、無駄遣いしている場合じゃないと感じるし、有効に使おうという意識が働く。

優れた詩を読むことで得られるもの
精神を陶冶する際の最も重要な要素のひとつは、まさにこの努力感なのである。一方ではやり遂げたいと思い、他方ではやりたくないと思う、心の中の葛藤が大事なのである。

葛藤こそ大事。ついつい読みたい本、読みやすい本ばかりを手に取ってしまいがちなのだけれど、それでは精神陶冶されない。この感想文一つ取ってみても、書くか書かないかを葛藤する。けれど、自分の頭で考えて、何を思ったのか、何に気が付いたのかを発信することで言語化能力が高まる。葛藤を前向きな努力と捉え、葛藤中毒になろう、、、なりたい、、、と心の中で葛藤しています、今。汗

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