見出し画像

京都暮らし、3泊4日

木金で仕事を休んで3泊4日の京都。
ひたすらリラックスを求めた京都旅の日記です。
昨年秋にも1週間京都で生活してたから、短期京都生活第2弾ということになろうか。

今回の旅行は、出発日の朝の日の出を富士山頂で迎え、その足で京都旅行に来る友人(どういうことだよ)との旅行だった。

今回がのんびり旅行になったのは、そもそも観光より休息が目的の旅行だったからというだけでなく、彼女の筋肉痛に合わせた歩行スピードだったのも大きい。

1日目 夜に到着、念願の関西ローカル番組


19:51東京発の新幹線。
富士山から帰還した人間と駅で集合し、駅弁とエシレのカヌレを食べながら移動した。

21時過ぎに京都駅着、烏丸線で烏丸御池まで。
車体がレトロ。東京メトロなどの最新の電車も好きだけど、この色と丸みのレトロ感はやはり愛せずにはいられない。

泊まったのはこのホテル。
2泊2人で16000円ほど。新しくてすっごく綺麗でこだわりの詰まってる和モダンなデザイン。周りにもいいお店がたくさんあった。
中でも、「新風館」という隈研吾設計の新しい商業施設が近くにあり、バーや洋服屋さん、雑貨屋さんが集まり流行の発信源という感じだった。

ホテルで絶対やりたかったこと、それは関西ローカルの番組を見ること。
東京育ちのテレビっ子なので、関西独特のテレビ文化に興味があった。

部屋に入った瞬間にテレビがあることに大歓喜。
前のめりで「やすとものいたって真剣です」を見た。(これはABCテレビなので、東京では地上波でやっていない)


その日の深夜、寝ながら流していたおぎやはぎのラジオ内の速報でエリザベス2世の訃報を知った。


2日目 朝喫茶、本屋、地元うどん、餃子で乾杯

9時起床。
ホテルの近くのイノダコーヒ本店で朝ごはん。

東京都では条例により店内喫煙が(ほぼ)完全にNG。
京都のおじさま方が数人で灰皿に吸い殻を積みながらコーヒーを飲み、西部開拓がどうのとか、織田信長が何とかみたいな話をネイティブ京都弁で話している。
話題いかついなと思いつつも、内容のアカデミックさと京都弁の品に、東京にはない時間を感じた。



そこから歩いて五条の方の大喜書店へ向かった。
小さいながらオリジナリティのある選書。

以前から言っていることなのだが、京都と本は相性がいいと思う。
京都には個性的な個人の本屋さんが多い。

ここは建築士事務所と看板が並んでいて、陳列も建築やデザイン系の本が多かった。




京都駅近くのうどん屋さん。殿田食堂。
普段着の京都。

店員のおばちゃんが常連さんと「久しぶりやな〜」と話してたり、赤ちゃんに「元気に泣いてたな〜」と声かけたり、地元のお客さんが「力うどんもらおか〜」と話してたり、ここでも活きた京都の会話を生で聞けた。

おすすめしてくださった出汁のきいたたぬきうどんは、普段の食生活が終わっている一人暮らしの私の体に沁みわたり響いた。

京都タワーはなぜか通るたびに3枚ぐらい写真を撮ってしまう。

シンプルで、タワー系によくある未来的なかっこよさがあるわけでもなく、どこか趣があって京都の街に馴染んでいる様子が好き。

新風館の餃子屋さんで5時からビール!!
三条は良いお酒スポットが多かった。おしゃれバーに行くつもりが、気づいたら餃子に吸い込まれた我々。

生ビールKP(乾杯)

餃子は京都の味噌でしっかり味付けしてあるのでそのままで。薄皮で最高。

もう一皿行けたけど、ホテルで食べる締めのカップラーメン用に胃のキャパを残しておいた。

3日目 読書の秋、庭、イタリアン


今日も今日とて(ダジャレ)のんびりしていた。

11時に修学院離宮の整理券を取る予定だったので、ホテル併設のカフェで簡単にご飯。

修学院離宮に13:30に入れる整理券を無事に取り、路面電車「叡電」にのって念願の本屋さん、恵文社一乗寺店へ。

割と広くて選書がセンス抜群。重い写真集とその他2冊購入した。

旅先で重い本を買うのは得策ではないが、京都の本屋さんが好きで、そこでの巡り合わせを大切にしたいからしょうがない。


お腹が空かなかったからコンビニで大人のガリガリくんマンゴーを買った。13:30の入園にちょうど良い時間になっていたので、修学院離宮に向かって歩きながら食べて昼ごはんとした。

本が重すぎる。

炎天下を歩くこと15分、修学院離宮に到着。

修学院離宮は宮内庁のもので、無料。
完全予約制で、鑑賞は70分のツアーのみ。
宮内庁職員の方が案内してくださる。

ここの特徴は、庭園に田園があることらしく、ちょうど稲刈り直前の豊かな田んぼが見事だった。

庭園ってどこに行っても同じように見えて正直若輩者の私には物足りないことが多いのだが、田んぼや畑を情景として切り取るセンスは新鮮で、かなり満足度が高かった。
自分の地元の風景とはまるで違うのに、ジブリや細野守作品に馴染みがあるからか、それらを彷彿とさせる光景に親近感を覚えた。

田園風景に趣を感じてくれた昔の偉い人、ありがとう。

季節の果物とブラータチーズのカプレーゼ
鴨肉のハンバーグ

三条に戻り、また5時から飲酒。
今日はおしゃれでイタリアン。同年代の女の子たちも多く、インスタとかで人気っぽい。

ハンバーグも肉の力が強く、写真以外に頼んだもの全て美味しかった。

帰りに三条の文房具屋さん「鳩居堂」に寄った。
創業は江戸時代とのことで、お店の外観や雰囲気が荘厳だった。
店構えの「一見さんお断り」とか言われそうな威風にひよりかけたが、以外と値段は手頃で、可愛いノートと封筒を購入。

「ご自宅用ですか?」と上品ダンディーな店員さんに聞かれ「プレゼント用です!」とお答えしたところ「御進物用ですね。」と返された。

御 進 物

意味は知ってるけど実装されているのを始めて聞いたワードである。


最終日 なか卯

最終日も何かしようと思ってはいたけど、まじで暑すぎた。
盆地なめたらダメ。汗が噴き出てきて体内の水分がすべて蒸発しそうだったので、新幹線の時間までおとなしくしていることにした。

なので、京都最後のイベントは「なか卯でうどんを食べる」になった。
前回、1週間京都に滞在していたときから思っていたが、京都ってなか卯が異常に多くない??
東京の牛丼屋さんの店舗数ぐらいある。逆に牛丼屋さんを見ない。
言われてみれば、牛丼って甘辛くて関東の味だから、関西にはなじまないのかも。

で、なか卯に入って京都民ごっこをしようということになり、きつねうどんを食べた。
普通に美味しかった。

京都駅に向かい、3校ぐらいの修学旅行の隊列を横目に東京に帰った。(修学旅行、復活してよかったね)

今度は冬に行きたいな

観光というより、京都の日常を体験した今回の旅行。
いればいるほど新鮮で、落ち着き、引き込まれる。

今のところ暑い京都しか知らないから、冬の京都にまた、行きたいなと思う。


この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?