付き合って2年、性格の不一致で遠距離スタート1ヶ月後に連絡を拒絶された人間の自己分析。

5月中旬すぎ、2年間お付き合いした人とお別れした。
正直に話すと、その人からアプローチされた当時は好きじゃない状態で付き合った。
まさかこんなに長く続くと思っていなかったし、付き合って半年も経てば異性として好きになることもできた。
彼は私をすごく相手を大事にしてくれる人だった。私のことをいつも褒めてくれ、一番に考えて予定を決めるような人だった。
彼は高校時代から彼女は途絶えたことはないらしく、納得だった。

私もそれに応えようと、驕らず、向き合おうとはしていた。
それでもダメだった一番の理由は、私への「押し付け、メンヘラ」が散見され、私も「どうすれば私を信じてもらえるんだろう」と悩んでいたことだった。

押し付け、メンヘラは当時の私たちの関係にどのような悪影響を及ぼしたのだろうか。

新社会人になってから2年間は、お互いに希望地への異動を目指し、
恋人でもあり、目標達成のための仲間としても楽しく過ごせていた。
3年目から私が異動となり、遠距離恋愛を始めた。

確かに遠距離恋愛が別れの原因の一つではあった。
しかし私は、遠距離恋愛が嫌で別れたのではなく、異動する前から負担だと感じていたことが遠距離恋愛になって助長され引き起こされたものだったと今冷静になって思う。

別れを考えた原因は以下3つ
・試乗したいスポーツカーに誘われたが、異動半月前ということもあり引っ越しの荷造りがしたいと断った。
すると、もうすぐ遠距離になるというのになぜ一緒に出掛けないのかという点を責められた。
その後1人で試乗し、肝心のスポーツカー自体がイマイチだったため、○○(私)の言う通りだった、と素直に打ち明けられ丸く収まったが、私は赤ちゃんにようなこの対応に正直引いていた。
・千葉のバラ園へ行き、電車で1時間以上乗られて恵比寿のジャズレストランへ行った。
バラ園で暑い中歩いて疲れてしまった私にとって、案内された席が前方過ぎた。ディナーショーのようなライブのため、少し音に疲れてしまった私は15分ほどトイレで休んでいた。
その後も演奏は進み、アンコールにて戻ってきた際、あからさまに気を悪くしている。
何が気に障ったのかを聞くと「一緒に聞きたくて来店したのにも関わらず、なぜ長時間トイレにいるのか、スマホをいじっていたのではないのか」だった。
ブルーノートに行きたいと言ったのは彼であったし、休んでる間スマホを無意識に見ていたため半分正解ではある。
しかし、スマホを触っていたと勝手に決めつけ、私への心配はなく、2人でジャズ演奏を聴くという行為が半分ほどできなくなったことに対し、私は怒りが込み上げていた。
・旅行の予定をギリギリまで立てない、人の予定に遅刻する
私との旅行の予定を決めるタイミングがいつも早いと言われ、ギリギリで決めていた。
その場で決める行き当たりばったりな旅も、若者らしくてもちろん楽しいが、旅行のために日々を頑張ることが毎度旅行前の特典だと考えている私にとっては、どうしても合わない部分があった。
また、出かける予定があっても遅刻をすることがよくあった。
一番ひどい時は3時間遅刻。
理由を聞くと「○○(私)の前でかっこいい自分で会いたくて、朝からメイクに試行錯誤していた、いつもは早いよ」だった。
メイク云々より、予定や時間は守ってくれる人の方がずっとかっこいいのに、、
私はあきれてものも言えなかった。
別れた後に弟から言われた言葉だが、以前この遅刻癖を弟に愚痴っていた過去があり、「お姉ちゃん家族の中でも時間に厳しい方なのによくそんな人と2年も続いたよね、これからの人生の時間が無駄にならなくて済んだね」と言われた。自分のことをよく知る家族がいう言葉ほど納得感のあるものはなかった。

私だけとの旅程で予定がギリギリだったり遅刻ならまだ良い。しかし、他の知人と4人でドライブに行く予定を、一人遅れて集合したことは恋人として大変恥ずかしいものだった。
その理由も、仕事のプレゼン作りを考えていて寝られなかったから。
要領が悪い人間であることは悪いことではないが、さすがに他人が絡んだ予定で最低限は守ってほしかった。

そして今回別れる核心となったのは以下。
・私を信用していないがゆえに、自分はこうしてほしい。を押し付ける点。
・連絡頻度が多く、飲みに行く日はどこで誰といるのか正直に連絡しているのにも関わらず、執拗に心配し、疑っている彼に辟易し、LINEが得意ではない私だったことも相まって、対応がどんどん雑になってしまっていた。


月曜日に別れ、火曜は会社を早退し、この1週間本当に辛かった。
しかしこれは、新卒入社後お互いに希望出ない勤務地にて配属され、
希望勤務地への異動のため、プライベートも楽しみながら仕事を一緒に頑張っていた時期が美化され、思い出として消化されているのだろうと思う。

もちろん私も遠距離恋愛になってからも続けていきたいと覚悟していた。
しかし信用されていない、押し付けがベースだと、続かないのは明白だった。

過去に重い浮気された過去があるようで、同じ女性の私を基本的に信じてくれてはいなかったことは大きな原因だった。
私がどこにも飲みに行かない、彼の安心できる範囲内でだけ行動し、浮気ももちろん絶対にしない女性だったら上手くいっていた。
だが、それは私の生きたい人生ではない。

お付き合いできて色んな場所へ行き、色んな話もして、経験も広がった。
2年間楽しめたことは思い出として残し、
念願の希望地への異動も叶った。心機一転これからはこの地で自分がどうしていきたいかゆっくり考えていこうと思う。
今後もしパートナーを作るとしたら、連絡頻度はもう少し自由なスタイルで、お互いを信用できて、何かあったときは話し合いのできる方と出会ってみたいし、私も自分らしく生きながらも相手を安心させられる者でいるため、努力していきたい。

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