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【心電図検定】医学生が心電図検定3級を受けてみた!①3級の難易度について

こんにちは。学生団体MNiSTです!
この度心電図検定3級を受けてきて無事合格しましたので経験談をまとめました。
この記事では、3級の難易度についてお話していこうと思います!

まず、心電図検定は次の4つの級とマイスターにわかれています。
そして心電図検定を開催している日本不整脈心電図学会はそれぞれのレベルを以下のように記載しています。(HP参照)
4級
心電図の基礎的な判読力を有するもの
循環器勤務数年のメディカルプロフェッショナル、心電図に興味のある医学生など

3級
心電図の基礎〜中等度の判読力を有するもの
一般臨床医、循環器勤務メディカルプロフェッショナル

2級
心電図の中等度~高度な判読力を有するもの
一般循環器医、循環器勤務ベテランメディカルプロフェッショナル

1級
心電図の高度な判読力を有するもの
循環器専門医、心電図に深く精通したメディカルプロフェッショナル

マイスター
心電図の高度な判読力を有するもの
循環器専門医、心電図に深く精通したメディカルプロフェッショナル

私たちも受ける級を選ぶときにこれらを見ましたが、結局それぞれの級の問題難易度はどれくらいなの!?と思いました。
googleで調べてみても1級や2級の話ばかりで3級、4級の難易度、勉強についての話はあまり出てきませんでした。
そこで、、、

この記事では心電図検定3級の難易度について私たちが実際に受けてみた経験からお話ししたいと思います。
ズバリ!心電図検定3級は、心電図の基礎基本を抑えれば、初学者でも2ヶ月で十分受かる難易度だと思います。(実際に今回受けた私たちも心房細動すら分からないレベルで合格しました)
一番難易度として参考になったのは、
改訂3版 心電図検定公式問題集&ガイド: 受検者必携! 2級/3級

編著:日本不整脈心電学会 心電図検定委員会定価
(税別):2,800円 AB判発行元:株式会社メディカ出版

この本に載っている3級レベルの問題の内容です。この問題集は心電図検定を開催している日本不整脈心電図学会が実際に出版している本であり、ここに掲載されている問題1つ1つに難易度が付けられているためとても参考になります。

ただし受けてみた実感としては、公式問題集の3級レベル以上のものも多く出題された(50問のうち10問程度?)ので公式問題集の2級レベルを押さえておくことが重要だと思います。

僧帽弁閉鎖不全症やファロー四徴症などの細かい特徴は覚えていなくても良い(それぞれの疾患が右房負荷なのか、左房負荷なのかくらいでよい)

心筋梗塞の閉鎖血管の特定は覚えなくて良い(梗塞が前壁、側壁、下壁、後壁のどれなのかくらいで大丈夫!)

以上が私たちが実際に心電図検定3級を受けてみて感じた難易度についてでした!
本番は選択肢5択から1つもしくは2つを選ぶ形式なので、消去法を使っても問題を解くことは可能です。
そのため焦って必要以上に知識をインプットするよりは項目を絞って暗記してアウトプット(問題演習)に時間を割いた方が合格に近づけると思います。

また、MNiSTのYoutubeに私たちの勉強風景や勉強vlogもUpしています。興味が湧いた方はぜひこちらも視聴してみてください!
少しでも皆さんの勉強の参考になれば幸いです!
それではまた次回の記事でお会いしましょう!

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