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福祉作業所の課題とMNHの取り組み④MNHの新たな課題と未来へ

これまで、3回に分け福祉作業所の課題について解説してきました。

課題解決に向け、MNH自らが舵を取ることである程度の手ごたえを感じています。ただ、新たな取り組みには新たな課題が付きもの。

今回は、MNHが福祉作業所の課題と向き合うことで見えてきた『新たな課題』についてをお伝えします。更に『MNHが未来に見ているもの』についてもお話ししましょう。

福祉作業所の課題解決に向けたMNHの施策

これまでの福祉作業所の課題は、大規模な作業所ばかりに仕事が流れ小規模な作業所に仕事がないことがメインでした。

その課題を解決するために、MNHでは自社販売の『高尾山かりんとう』のパッケージング作業を福祉作業所に依頼することにします。

作業所の規模感を見ながら、仕事を配下していくコントローラー役を担うことで小規模の作業所にも、円滑に仕事を届けるよう努めます。

コントローラー役を仕組み化することで、MNHは福祉作業所の持つ課題解決への一歩を踏み出すことに成功しました。

MNHが抱える、新たな課題

しかし、MNHには新たな課題が浮上します。

・クオリティチェック
・コミュニケーションコスト

詳しく解説しましょう。

クオリティチェック

ひとつ目はクオリティチェック。

福祉作業所に依頼している、パッケージング作業。
当然のことですが、人の手が施すものなので完成度は様々。
ただ、販売するときには商品は店舗で一列に並びます。

となると『この味は綺麗なパッケージだけれど、こちらは雑』となってしまわないように、誰かが品質チェックしなければなりません。

そのクオリティコントロールは、今のところ全てMNHが担っています。
このチェックに時間を多く要しすことが新たな課題となっています。

もちろん、仕事を発注する福祉作業所は少ない方が時間コストは省けます。
ただ、そこを省けば振り出しに戻ってしまう。

この『品質チェック』の課題と向き合っている現状があります。

コミュニケーションコスト

ふたつ目は、コミュニケーションコスト。
要は、作業所側との納期など日程のすり合わせです。
この事務作業が、思いの外大変です。

クオリティチェックと同様に、効率だけを考慮すると一か所に依頼したほうが仕事はスムーズです。ただ、そこを求めるとやはり振り出しに戻ってしまう。

そんな現状があるのが、事実です。

課題はあるけれど、捉え方によってはサポート

課題はありつつも、捉え方によってはMNHだからこそできるサポートだと考えることも出来ます。

課題だと考えると、改善しなければならないものですが、自分達が持つ余白や余力を社会に還元するという考えに変換することも可能です。

もっと言うと、社会全体が抱える大きな問題に手助け出来る方企業がサポートしていくといったスタンスでいいのではないでしょうか。

そうした考えこそが、今取り沙汰されている『多様性の受け入れ』に繋がるとMNHでは考えます。

MHNが未来に見ていること

MNHは、未来に見ている世界があります。それは、同じ考えを持った企業が増え社会全体が豊かになってほしいということ。

『豊かさ』のひとつとして、障害を抱えた人達が社会に進出することを歓迎する在り方が当然となれば嬉しい。

その取り組みの中で、今回お伝えした『新たな課題』は出てくるかもしれません。また、手を差し伸べた側に少しの負担がのしかかる場合もあるかもしれません。

ただ、みんなが無理のない範囲で少しずつ力を合わせれば、社会はより良い方向へ大きく揺らぐのではないかと考えます。

メディアでも語られることがない多くの福祉課題について、MNHはこれからも向き合っていきたいと考えます。

そのために、まずは現状を知ってもらいたいと発信を続けています。
これからの記事も、乞うご期待!


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