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地域商社モデルについて「地域の資源と課題をお金と雇用に変える」 #2

MNH広報の瀬島です。

MNHの地域商社モデル「地域の資源と課題」を、どのようにして「お金と雇用」に変えていったのかを3回に分けてお伝え中です。

2回目の今回は「地域の資源」と「地域の課題」にトピックを分けました。それぞれが、一体どこで・なにを・どのように販売し「お金と雇用」に変えていったのかを具体的に紹介します。

【地域の資源について】そうだ!高尾山でかりんとうを売ろう!

まずは、地域資源について。

何を売るのか

株式会社MNHの小澤社長の出身地でもある、多摩地域で何かをしようと話がまとまります。

多摩地域の中でどのような商売をするのかとなった際、年間300万人の観光客が訪れる観光名所である高尾山で「土産品として、かりんとうを販売してはどうか」と話が進みました。

調べてみると地域にかりんとうを作っているところがあり、さっそく商品化に向けての依頼をしました。

どのように売るのか

MNHでは土産品としての値段で、利益を上げようと考えます。

コンビニで100円で売ってるかりんとうを、どうにか300円で売って200円の収益を得たい。その200円があれば、後にお話しする「地域の課題」解決に向けて投資できます。

ただ、どうやって200円分の利益を作るのかが課題。

200円分の利益は、商品企画力で作りました。MNHでいう商品企画力とは「商品のネーミング」「パッケージ」などのこと。アイデアでどうにかできるもので、多額の資金を先行投資する必要がありません。

具体的には、高尾山の土産店で売れそうなネーミングとして「天狗のはなかりんとう」と名付け手に取ってもらいやすいものとしました。また、キャッチ―な説明も入れて遊び心も取り入れました。

自分に自信のない人は折らずに食べ…
傲慢な人はおって食べましょう…

高尾山という場所の効果もあり、なんだかご利益がありそうと感じてくれる人も多かったです。

その他には、包装資材は自分達でなんとかしました。食品販売でよくあるのが、包装資材を外注してしまい高額な費用が掛かってしまうことです。それを回避したいと考えました。

これが、売る場所のマジックであり、アイデアによる商品企画力です。

【地域の課題について】そうだ!福祉作業所にお願いしよう!

次は、地域課題について。

何をしたのか

MNHでは、地域の課題として福祉作業所に注目。彼らの就業賃金や労働内容の問題をよりよいモノにしたいと考えました。

一般的に、地域や社会に良いとされていることは収益に繋がりにくく、福祉作業所の就労もその一つに入るといえるでしょう。

それもあって、作業所で働く人たちに「かりんとう」作りを依頼をしました。また、地域の農作物を利用した味付けとし地域の空気をめいっぱい盛り込みました。

どのように売るのか(収益への繋げ方)

売れるモノを、売れる場所で販売すれば必ず収益に繫がるとMNHでは考えます。

今回で言う売れるモノとは「高尾山の土産品としてのかりんとう」、これをどこで売るのかがここでのポイント。

このときは、高尾山薬王院に場所提供を依頼しました。
普通に言えば、売り場提供はされなかったかもしれません。

ただ「福祉作業所の人たちの仕事づくりにもなる」「地域のものを利用している」ということを伝えると「そういうことの活動であれば売り場を提供しましょう」と言ってくださったのです。

誰がどのようなことを取り組むかを伝え、それが地域の課題解決に繋がっていることを説明する。そんな丁寧な説明を付け足すことで、聞いてくださる方は思いのほか多いとMNHでは感じています。

まとめ

「地域の資源と課題をお金と雇用に変える」にあたって作った「高尾山かりんとう」は、MNHが手がけた地域商社モデルの第一号商品となりました。

・多摩地域のかりんとうメーカー
・販売先である高尾山薬王院
・福祉作業所
・多摩地域の農家さん など

地域の資源と課題を組み合わせ、現在では高尾山を代表するお土産にとなりました。次の記事では、MNHが考えていることをより深くお伝えします。

乞うご期待ください!

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