油絵の具とウイルス
前回書いた記事が入院のことだった…。心が折れてその後は書けず。
(色々ありましたが元気です。)
そしてあっという間に世界はこんなことになっている。
買い込みはせず、必要最低限のものだけで生きている。
外の世界は"Shelter in Place"発動中。
皆口を揃えて"Stay Home!"と呼びかけている。
外に出たい子供達には辛い時間しれないが、私にとって絵を描く毎日ということには変わらない。
失敗して、やり直して、学んでみて、また失敗して、の繰り返し。
正直、昨日までは刻々と変わる状況に心がついていけず、SNSにかじりつき、日本の牛肉商品券の件まで知ってしまった。
今日はSNSを制限、好きな映画を再生して制作した。
油絵を描いていたら、油絵を教えてくれた魔女みたいな先生が教えてくれたことを思い出した。
「油絵具はちょっとでも付いたら、どこにでもくっついて気がつかないうちに自分の知らないところまでついてるから。
嫌なバイキンがついてるみたいなもの。
道具の掃除は大切。筆も手もよく洗いなさい。」
少し浮世離れした、当時50代くらいの先生は油絵具の扱い方をしっかり教えてくれた。
絵を描いていて煮詰まると一度筆を全部洗うことにしている。
洗っている時に気分転換になるのと、その場から少し離れて考えてみることができるから。
世界中で手洗いの大事さがわかり、「嫌なバイキン」と戦っている日々。
こんなこと考えた時期もあったよなあと振り返ることができる時がきますように。
私は明日も絵を描きます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?