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ウノスケ(右脳でスケジューリング)

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右脳でスケジューリングする手帳 『M365』は、正方形ベースのデザインです。正方形デザインは閉鎖性が強く、上下左右どこから見ても対称で、とてもシンプル、パッと見て美しく、その瞬間…
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#マンダラ

仏教の時代が来ています

高野山は、今から1200年前に、唐から帰ってきた空海さんが嵯峨天皇(さがてんのう)から、密教の道場を開いて良いというお許しを得た場所です。真言密教の聖地として知らぬものはない、平成28年に世界遺産にも登録された日本で最も注目される場所のひとつです。高野山は和歌山県にあります。東京方面からの鉄道には直通のルートはなく、一度大阪まで出る必要があります。南海線のなんば駅から1時間「こうや号」にのり終点の極楽橋駅で降ります。そこから高野山口駅までケーブルカーに乗り、バスに乗って高野山

知恵と智慧

「知恵」と「智慧」、読み方は同じですが意味は違います。本郷陽二さんの『暮らしの中の仏教語』より引用しますと、「知恵」は「正い判断を下せる能力」や「頭のよさ」という意味なのに対し、「智慧」は「ありのままに正く物事を認識し、真理を見極める能力」のことになります。つまり「智慧」は「知恵」より、はるかに広範囲の能力を表しています。 私たちの日常生活の中には、先祖代々伝わる豊かに生きる智恵があると思います。しかも、特に日本人には日本人独特の日本人の智恵があると思います。その智恵を自分

右脳を使って未来を見つめる

毎日スマホを見るように、手帳も毎日開くでしょう。 スマホを片時も離さずその画面を見るのは、Facebookやtwitter、インスタグラムのなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の画面が見るたびに違うから、前と同じでないから、ちょっとワクワクするからではないでしょうか。でもそれは自分の事ではありません、他人の事ことです。手書きの手帳も使い始めると、あっという間に開くたびにワクワクするようになります。それは、スマホと違い手書きの手帳は自分の事だからです。自分にこ

1日は1辺が3センチの正方形

右脳を使ってスケジューリングする手帳と他の手帳との違いは、その月の、例えば1月の、4月の月別カレンダーと、日別カレンダーがページの見開きで、一目で見ることができることです。一般的な手帳のページは、前方に年間のカレンダー、次に月別カレンダー、そして、1週間1ページのレイアウトで日別のカレンダーという構成が多いと思います。その場合は、ページをめくって、めくってという具合に行ったり来たりすると思います。もしくは、しおりが2本くらい付いていたりします。右脳でスケジューリングする手帳は

フリーページの使い方

手帳の構造は一般的に、年間のカレンダー、1ヶ月ごとの月別のカレンダー、1ページ  1週間のレイアウトで1日の詳細が書き込める日別のカレンダー、後ろの方にフリーのメモのページがあります。手帳によって違いますが、フリーのページは、罫線などは何もなく真っ白なページのものや、罫線が横に入っているものや、方眼になっているページもあります。手帳M365のフリーページは、3×3の9ケの正方形が9つレイアウトされています。これはマンダラからヒントを得たレイアウトです。もちろんメモとして使えま

3×3の9マスの使い方

3×3の9マスは問題解決の他にも色々な使い方があります。 例えば「お買い物リスト」今日の晩ご飯は何にしようか、何を買おうかと、買うものを3×3の正方形に書いて行きます。一通り書いたところで3×3の9マス全体を眺めます。すると関連して買っておいた方がいいモノが次から次に思い浮かんだりします。 「お土産リスト」旅行に行ったり、イベントのときなどお土産は誰に何を買って行こうと考えます。リスト形式で考えるのと3×3の9マスで考えるのとではちょっと違います。3×3の9マスの中にお土産

日本人のDNA

日本人は行列を作るのが得意です。どこで並ぶことを教えられたのか記憶にありません。駅のホームでも、車で車線を合流するときも、飲食店の店前でも、順番待ちで並ぶことに文句を言っている人を見かけません。その理由を先日、精神科医・越智啓子先生著『無限のゼロ・パワー』を読んで知りました。越智先生の著書によれば「日本人は生まれ変わる国の一番人気で、生まれるときに、行列を作って生まれて来ているそうです。だから、日本人は、行列を作るのが得意なのです」「それも一番人気の日本に行列してまで、選んで

マンダラのエピソード

マンダラというのは、もともとインドの言葉をそのまま音訳しただけです。 「生きることは苦しいことだ」という仏教の教えは、ブッダが「最高の真理は言葉では表現できない」とブッダの悟りは体験で伝えられていました。やがて仏教の教えは中国に伝わり、体験を文字に、漢字にしてそれがお経となり広まるりました。漢文で作られたお経の中には、ブッダの教えの意味を漢文にして漢字で書かれたお経と、インドの言葉の響きをそのまま表現したお経があります。言葉の響きを重視したお経には、漢字の当字が使われました。

スケジューリングは自分と向き合う最高の時間

人生を豊にする手帳の場合土台にあるのは「日本人の智恵」です。その中の一つが仏教の智恵です。異色の師と経営者に慕われた無能唱元さんは、著書『得する人』の中で「仏教とは、自分に目覚めること」と書かれています。欧米では今の自分に気づくことを「マインドフルネス」といって瞑想に注目しています。今も昔も、人は今の自分に気づくことは難しいことのようです。方法は違いますが、手帳に向かって自分の理想の未来をスケジューリングすることも、今の自分を知る方法といえないでしょうか。人生を豊にする手帳の