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フリーページの使い方

手帳の構造は一般的に、年間のカレンダー、1ヶ月ごとの月別のカレンダー、1ページ 
1週間のレイアウトで1日の詳細が書き込める日別のカレンダー、後ろの方にフリーのメモのページがあります。手帳によって違いますが、フリーのページは、罫線などは何もなく真っ白なページのものや、罫線が横に入っているものや、方眼になっているページもあります。手帳M365のフリーページは、3×3の9ケの正方形が9つレイアウトされています。これはマンダラからヒントを得たレイアウトです。もちろんメモとして使えます。その他にも、このマンダラの使い方を知っていると、便利に使えるかもしれません。

3×3の9マスの正方形のデザインは、とても美しく真ん中に引き込まれるようなデザインだと思います。この9マスは、仏教の智恵のマンダラをヒントに作られています。使い方は自由ですが、いくつか例をご紹介します。
例えば、何か”問題を解決したい”と考えるとき、一般的な手帳はページの一番上の行に”問題”を書きます。3×3の9マスには、真ん中の正方形に”問題”を書きます。次に、思いついた問題の解決策を書いて行きます。一般的な手帳は上から順に、1、2、3、4と上から一行に一つずつ書いていくでしょう。3×3の9マスの場合は、1つめを解決策を書いた真ん中の下のマスに、2つめを真ん中の左のマスに、3つめは真ん中の上のマス、4つめは右のマスに書いて行きます。そして、書いた3×3の9マスを眺めます。次に解決策を実行して行きます。一般的な手帳の場合は、上から順番に実行していくのではないでしょうか。そして、解決策の1つめと2つめくらいは実行されるかもしれませんが、力尽きて、もしくは時間切れで、3つめ、4つめまではなかなか実行できません。3×3の9マスの場合は、1つめも、2つめも、3つめも、4つめもどこから実行してもかまいません。解決策のできるところから実行しようという発想になるでしょう。遂には全ての解決策を実行することができるかもしれません。それはどうしてか、一般的な手帳は問題の1〜4の解決策が問題からどんどん離れて行くのに対し、3×3の9マスの場合は1〜4の解決策がすべて問題と隣り合わせにあります。これが全ての解決策が実行され問題が解決できるというからくりです。これを右脳思考といいます。

実に面白いと思いませんか。コマンドをプログラム通りに順番に実行する”コンピュータのプログラミング”と自由で予測不能な、自分の都合で好き勝手に動く”人間の脳”の違いのようです。問題に臨機応変に対応できるのはどちらでしょうか。スケジューリングも臨機応変が求められる意思決定の連続です。フリーページも上手く活用して人生を豊にしてください。

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