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1日は1辺が3センチの正方形

右脳を使ってスケジューリングする手帳と他の手帳との違いは、その月の、例えば1月の、4月の月別カレンダーと、日別カレンダーがページの見開きで、一目で見ることができることです。一般的な手帳のページは、前方に年間のカレンダー、次に月別カレンダー、そして、1週間1ページのレイアウトで日別のカレンダーという構成が多いと思います。その場合は、ページをめくって、めくってという具合に行ったり来たりすると思います。もしくは、しおりが2本くらい付いていたりします。右脳でスケジューリングする手帳は、イメージ重視です。月別と日別カレンダーが見開きで、ワンストロークでデザインしています。

月別カレンダーは、日常の生活で慣れ親しんでいる壁に掛けられている一般的なカレンダーのデザインです。手帳と壁掛け用のカレンダーとの違いは、月曜日始まりであることと、"正方形でデザイン"されていることです。右脳でスケジューリングする手帳の月別カレンダーは、1日が1辺が3センチの正方形で、月別カレンダー全体は縦7×横7の正方形でデザインしています。しかも、月別カレンダーは7×7の49ケの正方形のマンダラ構造になっています。1週間は7日なので横7列はお分かりでしょう。しかし、1ヶ月に7週ある月はありません。だいたい5週か、月によっては6週ある程度です。月別のカレンダーのデザインを7行の7週間にした理由は、空いている正方形は余白として使って欲しいと思ったからです。空いている正方形をメモとして使っていただきたいと思います。正方形の余白のには、来月やりやいことや、今月やり残したこと、スケジュールとは関係ないけれど思いついたこと、などを書き残しておいてください。このカレンダーを見て、気づいたこと、思いついたこと、閃いたことを、この空いている正方形に書いて、頭脳から忘れてください。空いている正方形は余白です。それは自分の"心のゆとり"です。月別カレンダーには余白をたっぷりご用意しました。

1日を1辺3センチの正方形の中に書いてください。一日の詳細なスケジューリングは縦に日付、横に時間軸の日別カレンダーが見開きであります。1日3センチの制約がある月別カレンダーのスケジュールも時間軸で詳細なスケジュールも一目で確認できるので、煩わしくなくスケジューリングできると思います。月別カレンダーでは1日のことを細かく書き込むというより、1ヶ月のカレンダー全体で、1ヶ月のスケジュールの流れを意識して記入していくのがおすすめです。連続してあるスケジュールなどは線を引いてスケジュールリングしてみてください。線が重なってよろしいです。後でスケジューリンして意思決定いたしましょう。自分が参加しないイベントや催し物、○○大会などのスケジュールも書いておくとよろしいと思います。参加したいと思っているセミナーやコンサートなどの未確定のスケジュールも書いておくとよろしいです。手帳に書いておくことで、もしかすると参加できるようになるかもしれません。愛用している手帳にはそういう力もあります。自分の頭の中にあるスケジュールや気になることを手帳のカレンダーに書き出し、毎日眺めてみてください。そこから、右脳を使ったスケジューリングが始まります。

余白で考える

「余白はゆとり」だとM9notesプロジェクトメンバーの小塚恵一さんが、YouTubeライブの中で言いました。これは、いつも手帳を使っているい人の言葉です。余白が少ないデザインは何か窮屈で、手帳を使う人の発想が広がらないばかりか、しまいには手帳を開かなくなってしまうのではないかと思います。手帳のページには居心地のいい余白というのがあると思います。手帳のページには、余白にも書きたくなるようなデザインが必要ではないでしょうか。

余白に書いておいたことが、大きな仕事に結びついたことや、メモに助けられた、という経験は1回や2回ではありません。商談のときに、「では、これで失礼します」と挨拶した後の別れ際のちょっとした一言が、実は大事なことだったということも大いにあります。走り書きした自分にしかわからない文字に救われたこともあります。手帳の余白に書いた情報も、しっかり頭の中の引き出しに仕舞わます。忘れていても、後で見れば思い出せます。手帳は、自分の頭脳の外付け頭脳です。

正方形の月別カレンダーをジーっと眺める

右脳を使ってスケジューリングする手帳の月別カレンダーは、7×7の正方形のマトリックスになっています。つまりマンダラになっています。マンダラとは2400年前にお釈迦さまが開いた仏教の最新バージョン、「密教」の教えを図像で理解できるように使われた仏教道具の一つです。マンダラは1200年前に、日本人の空海さん(後に弘法大師とよばれます)が遣唐使で唐から日本に持って来た道具です。7×7の月別カレンダーには、スケジュールを自分の頭の中いっぱいに溜めておくのでなく、言葉にして文字にしてカレンダーに書き出し、自分の頭の中をスッキリにして、「リラックスした状態でスケジューリングしましょう」という思いがあります。正方形のマンダラ構造が右脳を動かし、リラックスした状態でのスケジューリングを実現します。

横軸は曜日で、土日連続のスケジュールが多いので、月曜始まり月〜日曜日の7列です。スケジューリングするとき、一気に気持ちよく線が引けます。気持ちよくというのは、ストレスなくシンプルにスケジューリングできることを考えています。縦軸は週です。一年間通して7週ある月はありませんが、右脳を動かすには7週分必要なのです。

月別カレンダーの使い方は、1日のスケジュールを一辺が3センチの正方形の中に書きます。そして、7×7の月別カレンダー全体、大きな正方形をジーっと眺めてください。すると、頭の中に何かがヒラメキきます。気づくこともあるでしょう。それをカレンダーに書いてください。そして、ジーっとカレンダーを眺めるてください。書いてはジーっと眺める、書いてはジーっと眺めるを繰り返してください。すると、一つのスケジュールから、そのスケジュールで準備することや、実施後に後始末のことなど、正方形が次々につながって行きます。そしてまた、正方形に新しいスケジュールが書き込んで行きます。会うべき人の顔も1人、2人と浮かんで来ます。頭に浮かんだら手帳に書いて下さい。7×7の正方形の月別カレンダーをジーっと眺めていると、正方形が次々とつながり、自分の豊な未来へとつながり出します。


7×7の正方形の中に、3×3のマンダラを見つけて考えてみるのも面白い使い方です。後ろのページにフリーのページがあまりないので、ページ内の余白を上手に使って楽しくスケジューリングしていただきたと思います。きっと人生が豊になりましす。

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