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華の?女子校生活

 先日「#あの失敗があったから」のnoteを書き、自分の女子校時代を思い出したので、ついでに書こうと思う。
長いので暇つぶしにでも読んでもらえたら嬉しいです。

・女子校を選んだ理由
 私の中学時代はイジメではないものの、つまらないと感じたり、嫌なことが多かった。小学校来の親友がいたことが唯一の救いで、彼女がいたから変な方向に進まず自分を保てたし、学校にも通えていたが、毎日謎の腹痛に悩まされていた。今思うと過敏性腸症候群だったのだが、当時はあまり認知されていなかった病気なので毎日胃腸薬を飲んで凌いでいた。
 特に私は思春期特有の噂話や他人の恋愛のいざこざに巻き込まれることが多く、今でもその当時に言われたことや巻き込まれた内容を覚えている。(当時のことを思い出すと脳内でハライチ岩井さんのマジ歌「忘れねぇからな」が流れる)
 幸いオープンな家庭だったので母にもそのことをよく相談していて、「高校は女子校にしたら?」と言われたのが女子校を選んだきっかけだった。
母は神奈川生まれ・育ちだったのだが、祖父の死をきっかけに私の地元に引っ越してきたので、転校生として嫌な洗礼を数々受けたりしたらしい。うんざりした地元生活だったが女子校に進学したら、とても楽しく過ごせたそうだ。
 そんな話を聞いて私も女子校を志すようになった。

・電車通学素敵
 地元にはいくつか公立の女子校がある。家から一番近いところは県内でも1,2位を争うレベルだったので、中の中のような成績の私には無理だな、と思った。また子供の頃から何となく「自分は将来海外と関わるのでは?」と謎の予感があり、英語も好きで五教科の中で唯一成績も良かったので、英語に特化したところが良いと思った。ちょうど隣の市の公立の女子校は英語コースがあり、電車通学も素敵ね?と思い、その高校に決めた。安易である。

・実際楽しかった
 無事合格し、その女子校に進学。3年間クラスの替わらない英語コースに入った。隣の市の高校だったので、知り合いは殆どいなかったのだが、すぐに友達ができた。一応属しているグループはあったが、趣味などに合わせてグループ関係なく仲良くできたし、本当に自由に過ごしていた。中学3年間悩まされた過敏性腸症候群も気付いたら治っていた。
 一番記憶に残っている出来事は、他校(共学)の英語スピーチコンテストに聴衆として参加する際に、英語コースの生徒でバスに乗って他校に向かったのだが、他校のサッカーコートが見えた瞬間、クラス内でもお調子者キャラのAが「男がいるぞー!!」と叫び、みんなで「おー!!!」と叫んで拍手したことである。合唱コンクールや運動会では個性が豊かすぎてまとまらないクラスだったが、そこだけは団結した。

・食欲が止まらない
 体調も精神面も安定した高校時代、唯一悩まされたのは爆発的な食欲だった。
早弁、なんてレベルではなく、高校に着いた瞬間お弁当を平らげていたので日々買い食いをしていた。お腹が空いたという理由で友人と早退することも多々あった。義務教育ではないので簡単に早退できるのを大いに利用していたと思う。
 あまりにも食欲が凄かったので、最終的には母に毎日フランスパン一本持たされるようになった。なぜフランスパンだったかというと、硬くてよく噛むし、メインの材料が小麦と塩だからそこまで太らないだろう、という母の謎理論だった。カバンからフランスパンが飛び出していたので、電車通学時に「あの子またフランスパン持ってる、クスクス・・」みたいなことも言われたが、当時の私は鋼のハートを持ち合わせていた。
 他人の小言<食欲。
フランスパン一本あると心に余裕が持てて、友人にも分け与えることもあったが、味に飽きるので結局フランスパンを物々交換の元にして他の友人のおにぎりやお菓子など食べていた。人生で一番肥えていた。

・理想と現実
 様々な女子がいるので、もちろんよく想像されるようなおしとやかな女子校らしい女子も数人はいた。だが環境的には男子校と同じような感じ、寧ろそれ以下だったのでは、と思う。クラスのロッカーの上にはみんなで持ち寄った漫画全巻や化粧品、ヘアアイロンなどが無造作に置かれ、基本的に誰かが何か食べているので食べカスや匂いはお察し、である。(漬物や納豆を持ってくる猛者もいた。)それなりに恋愛などで悩んでいたりもしたが、事あるごとに大口を開け手を叩いて爆笑していた記憶の方が強い。
 修学旅行では古い旅館での宿泊時に「怖いから」という理由で4人部屋に結局10人以上で寝た思い出だけは可愛らしかったなぁ、と思う。

 ちなみに電車通学は途中で面倒臭くなり、テスト前や受験前など、家でもできると思う時は学校に行きませんでした。実質3年間通っていなかった、と親にも言われ、大学入学上京時は「学校が遠いと行かなくなるから」と大学から徒歩3分のアパートを契約させられる結果に・・

 でも女子校は母の助言通り楽しかった(楽だった)です。もし今共学で悩んでいる人がいたら進学の際男子校・女子校を視野に入れてみるのもお勧めですし、さらには余裕があれば思い切って地元を出てみるのもいいかもしれないと思います。

また何か思い出したら書きます。

#振り返りnote

TOP画像/(c)写真AC

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