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なんだかだめ、をゆるゆると整理してみる

「あ、だめだ」
なんだかだめ、って日がある。

朝起きてわかる時もあれば、途中から空気が抜けるみたいにだめになる時もある。天気と関係しているときもあれば、脈絡なくくることもある。なんで今日に限って‥という日にだってくる、突然。

ちょうど今日が朝からそんな日で困ってしまった。なんとかかんとか終業し、ずるずると寝っ転がる。
寝返りを打つのも面倒でずっと壁を見ていたが、それにも飽きたので、今の気分について考えてみることにした。


なんだかだめ、ってなんだろう。
体が重い、起き上がっても寝てしまう、眠い、行動がチグハグしてしまう、もやもやする、やってもなんだか進まない、というかもう、何もしたくない、とか。
こうやって考えてみると、なんだかだめにも、なんだかいっぱいあるみたいだ。どれかが強く出ている時もあれば、まんべんなくうすく広くなときもある。

なんというか、あれだ。
なんだかだめ、の気分は、受け皿がない感じがする。形のない気持ちというか、ぼやけていてる。
空間ばかり大きくて、密度がない感じ。 

ぼんやりして、自分の枠組みをうまく保つことが難しくなっている状況だと思われる。
こういう時は、多分判断したりすることには向いていない。
だったら、意味を持たせずに、自分で決めなくていいことをやってみるのがいいのかもしれない。

例えば、寝っ転がりながらのストレッチとか
例えば、お惣菜を買ってみるとか、
例えば、とりあえずベランダに出てみるとか、

体を捻れば、体が思いのほか熱を持っていることがわかる
お惣菜を食べると、自分が頭で描いている味じゃないのがわかる
ベランダに出ると、今日は案外涼しいんだってことに気がつく

なんだかだめは、
自分で自分の形がうまく捉えられない
そんな時間なのかもしれない。
そんなときは無理に形を作ろうとせずに、自分の外側にあるたくさんの形に、助けてもらっていいのかもしれない。
音や光や匂いや味、温度、湿度、空気、そういうものに、ゆるやかに接することで、じんわりと輪郭を取り戻させてくれるかも。

なんだかだめなんだけど。
なんだかだめから、また、徐々に自分になっていくときに、今まで気がついてなかったことに気がついたり、腑に落ちたり、そういうこともある、そんな気がする。

のそのそと起き上がる。外は雨が降っているが、一番近くのスーパーまでご飯を買いに行こう。

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久々にnoteを更新しました。書いてみるとなんだか、当たり前なような気がしてきてしまうのですが、言葉にするということは、当たり前なことに気がつかせてくれる一つの手段なのかもしれないですね。(タキ)

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