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育休中に初めての転職をした話②

これまでのお話は、①にまとめていますので是非読んでみてください。

キャリアコンサルタントに相談してみた

息子が生後6ヶ月頃に転職エージェントの面談は一度受けたものの、やはり転職に対する自分の考えが整理できず、「誰かに話してみたい」という気持ちが出てきました。

よりフラットな立場で自分の話を聞いてくれて、かつ専門的なアドバイスをしてくれるような人に相談したかったのです。

私が相談した方は2人。

まず、大学生時代にお世話になったキャリアコンサルタントの恩師に連絡をしました。その方は私が通っていた大学で大学生の就職支援をしている方で、私自身も就職活動の時に自己分析のサポートをいただいたりと大変お世話になった方でした。卒業後も連絡を取り合い、年に一度くらいは食事をしたりという繋がりがありました。

その恩師に相談した内容は次の通り。

◆誰かのキャリアをより良くしていく仕事に興味がある。一方で、将来的に自然の多い地域に移住したいという、実現させたいライフスタイルもある。どちらも両立させる仕事ってどんなものがある?
(子供が生まれたこともあり、いつか自然豊かな場所で暮らしたいという気持ちがむくむくと出てきていました)

◆キャリアのカウンセリングって、民間の会社であれば資格無しでもできるけど、実際資格取得は必要?(取得費用が30万ほどかかるので迷っていた…)

相談した結果、以下のようなアドバイスを頂きました。

◆誰かのキャリアをより良くする仕事、と一言で言っても、長い期間一緒に併走するスタイルなのか、一回限りの支援をするスタイルなのか、どんな人の支援をしたいのか…など沢山の選択肢がある。どんな道があるのかをまず調べてみては?

◆キャリアコンサルタントの資格取得は、今後の長い人生を考えると、働く場所の選択肢が増えるのでメリットがあると思う」(資格が無いと、ハローワークや大学では働けない)

そして、誰かのキャリアをより良くするサポートって、どんな仕事が実際にあるの?どんな働き方の選択肢があるの?を調べていきました。

また、キャリアコンサルタントの資格については、長期的な視点で考えて取得しておいて損は無いな、という考えに至り、12月スタートの養成講座に申し込みました。


2人目に相談したのは、恩師に相談した約1ヶ月後。

自分の中で仕事の選択肢は定まってきていたのですが、モヤモヤがぬぐい切れず、オンラインでのキャリアカウンセリングのサービスをいくつか調べ、「ミートキャリア」というサービスを利用しました。

ミートキャリアを選んだ理由は、大きく2つあります。

①価格が他社に比べお手頃であった 
②相談できるサポーターの方が大勢いて、自分に合いそうな方を選ぶ事ができた
(結果、満足度の高いサービスでしたのでおすすめです)

ミートキャリアで相談した事は以下の通り。

◆「障がい者の就労支援を行う」のか、「キャリアサポートを行う」のか?
…興味関心が高いのは前者だけど、自分が望む今後の生活スタイルが実現するのかどうか不安。

◆転職の進め方についてアドバイスが欲しかった
エージェント経由で転職すると多額のコストが転職先にかかるから合格率が下がりそう、直接応募の方が良いのかな?でもノウハウ無いし一人でできるかな?と迷っていました。

それまでの会社人生でやってきた人事の仕事の中で、最もやりがいを感じた仕事が「障がいをもつ社員達をサポートする」という仕事でした。

目の前の人が生き生きと仕事ができるようにするためには、どんな仕組みや環境があれば良いのか?自分で考えて進められる裁量のある仕事でした。

また私自身、弟が知的障がいをもっていた事から、障がいをもつ人のサポートにはとても興味があったのです。

なので、「障がい者の就労支援」という仕事を、キャリアをサポートする、という仕事以外の1つの選択肢として考えていたのです。

相談した結果頂いたアドバイスは以下の通り。

◆対面で人をサポートできる、人事の仕事を探してみる
…今までやっていた人事の仕事が、労務管理や評価制度運用などPCに向かって仕事をする事が多く、私はそこにやりがいを感じられなかったので、人事は選択肢から外していました。しかし、人事の経験は今後実現させたいライフスタイル(移住)を考えるとメリットがあるので、続けていく事も1つの選択肢。私がやりがいを感じられるような、「目の前の人のキャリアをサポートする」という人事の仕事もあると思うので、探してみては?

◆障がい者の就労支援に特化した仕事も探してみる
…地方移住してリモートワーク中心の働き方を実現させるには、少し難しい仕事かもしれない。ただどんな選択肢があるのか引き続き調べてみては?

◆転職エージェントは使いよう
…メリットは、職務経歴書の添削や面接対策、企業の情報収集、面接日程交渉などを行ってくれる点。一方で内定確率や入社確率を上げるための要望をしてくることもあると思う。

この「人事の仕事を探してみる」という新たな選択肢が、私の世界を大きく広げてくれました。

それまでやってきた人事の仕事は、前述した障がいのある社員のサポートを除けばデスクワーク中心で、かつ人事制度の変更や導入に大変慎重な企業だったので、「社員一人ひとりが働きがいを感じられる会社を作っていきたい」という想いが強かった私にとって、やりがいを感じられる瞬間はあまりありませんでした。

しかし、人事の仕事も多種多様。
私がやりがいを感じられる人事の仕事もあるのでは?という視点で求人情報を見てみると、「ん・・・なんかこの会社の人事すごく面白そう!」という情報を沢山見つけることができたのです。

自分の中で視野狭窄に陥っていた部分だったので、そこを打破してくれたミートキャリアのサポーターの方には本当に感謝です。

書類作成し、企業へのエントリーを開始

10月頃、人事の仕事、キャリアアドバイザーの仕事、障がい者の就労支援の仕事という大きく3つの職種への応募を開始しました。

応募していた仕事に共通する軸としていたのは、
“生き生きと、楽しく、自分らしく働く”をサポートする仕事。

また、企業選びの際に重要視したい項目を全てリストアップして4段階で重み付けし、「企業がどの程度自分の希望に合致しているか?」を定量的に確認できる資料を作りました。

しかしながら、応募を開始するも、エージェント経由で応募した企業は書類選考の段階でほとんど不合格・・・。
(正直、京都で人事やりたい人ってこんなにいるの!?と驚きでした・・・)

エージェント以外にもWantedlyやGreenから直接応募して、カジュアル面談を進めていきました。

子どもの預け先を確保する

子どもの預け先は、非常に悩ましい問題でした。

10月頃から選考を進めていく中、面接がある日は友人がベビーシッターをしていたので、息子をみてもらっていました。

しかし、複数の企業の選考を進める中で、友人の予定が既に埋まっていたりして日程調整が上手くいかなくなった頃、「早目に保育園に預けるのもありかも」という考えがうまれてきました。(当初は新年度開始の4月入園を想定していました)

当時息子は生後9ヶ月頃でしたが、「私1人と1日中遊んでいるより、保育園でお友達や先生と遊んだほうが刺激が多そうだし、息子も楽しいんじゃないかなぁ…」という想いを少しずつ感じ始めていた時だったのです。

(※我が家の場合そう思っただけで、「早く外に預けるべき」という考えでは全くありません!)

私が住んでいる京都は、私の実家からも夫の実家からも離れているので、日常的におじいちゃんおばあちゃんと遊ぶ、という事ができません。また、子育て中の友人も京都にはいないので、息子には一緒に遊べるお友達もおらず、平日はほとんど私と2人っきりで生活をしていました。

(支援センターが開催する教室に通っていましたが、週に1回程度でしたし、コロナ禍ということもあり、教室外で遊べるほど仲良くなる繋がりは中々できませんでした)

それに加えて、1人の時間がもう少しほしいなぁ・・・と感じていたのも事実。

息子といると、常にべったり一緒にいるわけで、息子中心に時間が進んでいく。
息子は可愛いし、一緒に過ごせる時間は幸せではあるけど、自分の使いたいように使える時間がほしいなぁ、という気持ちがあったのです。

また就労開始の時期について、できれば4月を待たず、働けるなら2月や3月から働きたいという想いもあったので、早目に保育園の枠を確保しておきたいとも考えていました。

以上3つの理由で、「保育園に早目に入れるのってどうかな?」と夫に相談すると、「良いんじゃない?」と同意見だったので、早速保育園探しをスタートさせました。

しかし、近隣の認可保育園は全ていっぱいで、早くても4月入園。

そこで認可外も含めて探したところ、企業主導型保育園で良いところが1つ見つかりました。

「育児休業中でも、預けて頂いて大丈夫ですよ」という事だったので、11月から入園することに決めました。

③に続く・・・


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