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仮面

人は誰しも、幾つかの仮面を持っている。
かくいう僕もそう。
お行儀のいい世間体の仮面
少しわがままな親しい人へ見せる仮面
けれども決して他人には素顔を見せることはない。
誰かといるときは僕という仮面を被り、
僕という役になるのだ。
求められる役になりきる。
生きるとはお芝居。
虚像と虚像がぶつかり合い現実となる。
関わる人はどの仮面を被って接しているのだろうか?
そんなことを探りながら生きている。
役になりきると時々僕自身のことが分からなくなる。
役が僕自身を喰らうのだ。 
ツラい。苦しい。
見失い、また僕を探す。
明日の僕はどの仮面を被るだろう?
決して素顔を見せないまま。


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