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挫折という言葉を使うのはもう少し後にしましょうか

ある一日。

約1週間ぶりにピアノを弾いた。

スクリャービンのファンタジーに挑戦中。
幻想曲って、おそらく誰の曲も弾いたことがないな。

わたしがなぜかよく弾くのは、ラプソディーとカプリス。狂詩曲と奇想曲。

11月末から弾きはじめて、このノートを書いて、写真を撮った。



1カ月半後の現在、譜読みは6ページまで進んだ。

通常、わたしの譜読みの仕方は適当でひどいもの。譜読みを「譜読み」と意識せず、なんとなく適当に音を捉えて弾き始め、それを繰り返しているうちに耳が覚えて暗譜して、なんとなく譜読みのフェーズが終わっている。みたいな。

それが通用しない曲になると、とたんにすごく高い壁が自分の前に立ちはだかっている気持ちになる。

複雑な譜面を1ページ1ページ、「譜読みをしなければ」と腰を据えて時間をとって、読んでいる(読めない)感覚がとてもとてもつらい。

書かれている音を、右手で弾くのか左手で弾くのかが、まずわからない。一度におさえる音が多すぎる。リズムが全然掴めない。

それから…装飾音符、そんなにつける?
(というツッコミは、もはや、スクリャービンを否定しているかもしれない。)

挫折しそうだ・・弾けない・・・
どうしてこの曲を選んだんだ…つらい…ぴえん。

と思ってこのnoteを書いているところだが、こうして文章にしてみると、いやいや、なんだか弾ける気がしてきた。

だって、もう弾き始めて3ヶ月くらい経ったかと思っていたら、実際にはまだ1ヶ月半しか経っていなかった。

1ヶ月半で6ページ、まあまあいいペースじゃないの。

それに、今日だって1週間ぶりにピアノを触ったところだし、ピアノなんて、1週間で2時間くらい弾ければ良い方で。そんな練習量で「挫折」とか言ってることがアホらしいというか。

もうちょっと時間をかけてじっくり取り組んでから、挫折という言葉を使うことにする。

色々な演奏を聴いたけれど、わたしはこの谷昂登さんの演奏が1番グッときます。

ただし、テンポが自由すぎて、譜読みの参考にはならない。


先生に「この演奏がいい」って言ったら、「これはネイガウス派の弾き方でテンポを揺らしてるね」だそう。ネイガウス派とは。

そういえば、わたしはラフマニノフもチャイコフスキーも、舞台の上では弾いたことがない。それからカプースチンやプロコフィエフは、ほぼ触れたこともない。

ロシア初心者。

でも、今、たまたまラフマニノフの2台ピアノをやっているし、カプースチンの連弾の予定もあるし、だから今年はロシアの年ということで。


読んでくれてありがとう♩

毎日連続更新の日数をnote運営局が数えて通知してくださるから、なんだか途絶えさせたくなく、記事を書いては下書きにしまい、1日につき1記事ずつになるように調整してupしています。笑

日付が変わったので、今日は3日前くらいに書いたこの記事を投稿。

今日も1日お疲れ様でした。

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