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創世記4:8〜15★2020.11.25掲載分


デボーションガイド*ハーベストタイムより


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【御言葉】創世記4:8〜15

8 しかし、カインは弟アベルに話しかけた。「野に行こうではないか。」そして、ふたりが野にいたとき、カインは弟アベルに襲いかかり、彼を殺した。

9 【 主】はカインに、「あなたの弟アベルは、どこにいるのか」と問われた。カインは答えた。「知りません。私は、自分の弟の番人なのでしょうか。」

10 そこで、仰せられた。「あなたは、いったいなんということをしたのか。聞け。あなたの弟の血が、その土地からわたしに叫んでいる。

11 今や、あなたはその土地にのろわれている。その土地は口を開いてあなたの手から、あなたの弟の血を受けた。

12 それで、あなたがその土地を耕しても、土地はもはや、あなたのためにその力を生じない。あなたは地上をさまよい歩くさすらい人となるのだ。」

13 カインは【主】に申し上げた。「私の咎とがは、大きすぎて、にないきれません。

14 ああ、あなたはきょう私をこの土地から追い出されたので、私はあなたの御顔から隠れ、地上をさまよい歩くさすらい人とならなければなりません。それで、私に出会う者はだれでも、私を殺すでしょう。」

15 【 主】は彼に仰せられた。「それだから、だれでもカインを殺す者は、七倍の復讐を受ける。」そこで【主】は、彼に出会う者が、だれも彼を殺すことのないように、カインに一つのしるしを下さった。


《参考》


最初の殺人事件
*兄弟殺し


兄カインは、人類史上最初の殺人者になってしまった。新約聖書で弟アベルの死は「*義人の死」とされている。

(マタ23:35、ルカ11:50、1ヨハ3:12参照)

マタイによる福音書23:35 こうして義人アベルの血から、聖所と祭壇との間であなたがたが殺したバラキヤの子ザカリヤの血に至るまで、地上に流された義人の血の報いが、ことごとくあなたがたに及ぶであろう。
ルカによる福音書11:50 それで、アベルの血から祭壇と神殿との間で殺されたザカリヤの血に至るまで、世の初めから流されてきたすべての預言者の血について、この時代がその責任を問われる。
第一ヨハネへの手紙3:12 あなたがたが知っているとおり、すべて兄弟を憎む者は人殺しであり、人殺しはすべて、そのうちに永遠のいのちをとどめてはいない。
*義人・・・神の眼から見て正しいことをしている人


神はカインに「あなたのアベルは、どこにいるのか」と尋ねられた。神は全ての事を知っていたが、カインから罪の告白を導き出すためにわざと尋ねられた。カインは「知りません」と答えた。カインの言葉は、人類が初めてついた嘘うそとなった。

さらにカインは「私は、自分の弟の番人なのでしょうか」と聞き返し神に挑戦した。

アダムとエバの罪は神への反抗だったが、罪の影響はすぐに子どもたちに広がった。カインは神に反抗するだけではなく、自分の兄弟にも敵対し命をも奪った。


*神の裁き


(1)神はカインに「あなたは、いったいなんということをしたのか」と罪を問いただした。


(2)「聞け。あなたの弟の血が、その土地からわたしに叫んでいる」初めて「血」という言葉が使われた。血は命の象徴(レビ17:10〜14参照)血が流され命が失われた。弟アベルの血は弁護を求めて、その土地から神に叫んでいた。

レビ記17:10-14 10イスラエルの家の者、またはあなたがたのうちに宿る寄留者のだれでも、血を食べるならば、わたしはその血を食べる人に敵して、わたしの顔を向け、これをその民のうちから断つであろう。 11肉の命は血にあるからである。あなたがたの魂のために祭壇の上で、あがないをするため、わたしはこれをあなたがたに与えた。血は命であるゆえに、あがなうことができるからである。 12このゆえに、わたしはイスラエルの人々に言った。あなたがたのうち、だれも血を食べてはならない。またあなたがたのうちに宿る寄留者も血を食べてはならない。 13イスラエルの人々のうち、またあなたがたのうちに宿る寄留者のうち、だれでも、食べてもよい獣あるいは鳥を狩り獲た者は、その血を注ぎ出し、土でこれをおおわなければならない。14すべて肉の命は、その血と一つだからである。それで、わたしはイスラエルの人々に言った。あなたがたは、どんな肉の血も食べてはならない。すべて肉の命はその血だからである。すべて血を食べる者は断たれるであろう。


(3)カインが農業をする地は呪われ、産物を作り出す力が無くなった。アベルの血が土地から神に上ったように呪いが土地からカインに上った。


(4)カインは、地上の定住することを奪われ、放浪者になった。(死刑制度などの規律がまだ無かった。創9:5参照

創世記9:5 あなたがたの命の血を流すものには、わたしは必ず報復するであろう。いかなる獣にも報復する。兄弟である人にも、わたしは人の命のために、報復するであろう。


(5)アダムとエバは、神からエデンの園から追放されても文句を言わなかったが、カインは違った。「私の咎は、大きすぎて、にないきれません。…それで、私に出会う者はだれでも、私を殺すでしょう」カインは罪と裁きの認識があり、アベルを殺したので他の人に殺されると思った。この個所から、人類が増え広がっていたことがわかる。(創5:4参照)この人類は全てアダムとエバの子孫となる。

創世記5:4 アダムがセツを生んで後、生きた年は八百年であって、ほかに男子と女子を生んだ。


(6)【主】は「それだから、だれでもカインを殺す者は、七倍の復讐を受ける」とカインを守ることを約束されました。「カインのしるし」が何であるかは判明していないが、目に見える形の印であったようです。


神は、カインの罪を厳しく裁かれました。カインを滅ぼすのではなく、矯正するためでした。弟を殺してしまったカインに対しても、神の恵みがありました。神は、カインとカインから出る子孫が生き延のび悔い改めることを願っていた。神は、罪人が救われることを何より願っている。


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