カナダに着いた日のこと。

2019年3月3日
ワーホリビザを握りしめ、カナダトロントに着いた。イミグレで、ステイ先と語学学校の関係性を疑われ思いのほか時間がかかった。緊張していて全く思うように進まなかった。『語学学校の生徒がカレッジの寮に住めるオプションがあった』たったこれだけの事がうまく伝わらない。それがすごく歯痒かったのを鮮明に覚えている。

飛行機の遅れもあって寮に到着したのは夜10時半。次の日から語学学校がスタートだったため、すぐ寝ようと試みたが、時差ボケで寝れない。日本と比べられない音量の救急車のサイレンにうなされながら寝不足のまま語学学校へ向かった。

田舎生まれのため、大学生まで電車通学というものをしたことがなかった。人生初めての定期を買い、朝の満員電車へ。これで毎日30分も揺られるのかと思うと憂鬱で仕方なかった。今思えば、それほどの満員電車ではないが、10ヶ月前の私はクラスが始まる前に疲れきっていた。

レセプションに向かう。レセプションで『今日からお世話になる者です』と言いたい。けれども、『お世話になる』がわからない。結局、『I’m new, new』しか口から出てこなかった。

寝ぼけた状態でクラス分けテストを受ける。日本人のカウンセラーがいる学校だったからその説明を受けて昼には帰宅。

車で30分運転しないと行けなかったスタバが歩いて行ける距離にあることに感動し、歩いてスタバ。日本のスタバカードが使えると思っていたらそんな事はなかった。拙い英語を、スタバの店員さんは嫌な顔一つせず30分近く相手をしてくれた。

やっと登録できて、20ドルチャージした。そしたら、グランデで頼んだチャイラテを出してくれた。お代はいらないよ、と言われた。こんな事があるのかと、びっくりした。

タダでさえ英語がまともに話せない、30分もカウンターでカードの登録をする。すごく迷惑だったろうに、無料でラテを出してくれた。

その時に、トロントを選んでよかったと心から思ったトロント2日目だった。

#トロント #ワーホリ #カナダ  #休学 #大学生