普通というハードルの高さ 1

前回映画『溺れるナイフ』について書いたのだが、

https://note.mu/mm_nt_mr/n/n63097f87dd39

いつもならばオタク用のはてブではなくこのnoteに書いた理由のひとつに溺れるナイフにおける大友の【普通】について、という問題がある。

普通の基準は人それぞれだと思うが、わたしの場合【平均的】や【マジョリティ】が普通に該当する。わたしは外見、学力、職歴等同世代の平均には到底及んでいないしマジョリティ側の人間ではない。

最近こそ外見に関してむやみに言及するのはやめようという風潮があるが、わたしの過ごしていた時間の大半は無責任に外見のことをとやかく言う大人が多かった。もちろん、幼さゆえの素直な発言として大人ではなく同世代から外見について言われることもあった。芸能人の○○に似ている、なんかもお世辞が込められている場合もあるが自分の外見を図るひとつの基準になるだろう。そこで大体自分の外見については客観視ができる。

外見に関しては、わたしは二重まぶた埋没手術を施術済みである。可愛くなりたい、という気持ちももちろんあったが、整形手術に至った経緯としては【普通】になりたかったといったほうが近い。
日本人は一重まぶたや奥二重の方が多いというデータもあるようだが、わたしはアイプチでは太刀打ちできないほど重いまぶたであった。もちろん一重まぶたのままでもかわいい人や美しい人はたくさんいるが、それは目以外のパーツバランスや体型込みである。

タヌキ顔という顔のジャンルがあるが、タヌキ顔は大体において鼻が低い。でもタヌキ顔でかわいいと言われる人や、わたし基準による普通以上の人は大体目がぱっちりしている。つまりタヌキ顔は目が二重ならば他のパーツにアラがあっても誤魔化しが効くのである。わたしは鼻が低く、キツネかタヌキかでいえばタヌキだ。つけまつげを使って二重にすれば、メイド喫茶などの最低限の外見が必要とされる職業に雇ってもらうことができるのは実証済みだ。そのため二重まぶた埋没を選んだ。

長くなってしまったので、外見以外の普通に関してはまた後日書いていきたい。

診断済みADHDでうつ病です。非正規OLをしながらガールズバーで働いています。アイドルが好きな元サブカルクソ女。