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大好きな会社を卒業しました

昨日、11ヶ月間勤めたコドモンを卒業しました。
1年足らずでしたが本当に素敵な時間を過ごすことができました。

この約1年で学んだこと、感じたことを忘れないようnoteに残したいと思います。

ー出会い

会社を知ったきっかけはWantedlyだった。
当時働いていた会社でマネージャーを務めていて「他社のマネージャーはどんな思いでやっているんだろう?」「理念浸透のために自分たちができることはなんなんだろう?」「Wantedlyでどんな発信をしていけば自社に合う人を採用できるんだろう?」と、他社を知ろうとWantedlyを読み漁っていたときにコドモンを知った。

Wantedlyで投稿されていた「マネージャー座談会」という記事を読んで、素敵な考え方だなと感じたのを覚えている。でも、当時は転職をする気はまったくなく、むしろこの記事を社内に共有して「うちでもマネージャー座談会やりません?」と提案していたくらいだった。

その記事をきっかけに会社を知り、Wantedlyの書き方がいいな〜と勉強目的によくWantedlyを見るようになっていた。

そこから私にも娘がいて保育園に預けていること、心のどこかで子どもに関わる仕事をしたいと思っていたこと、仕事と家庭の両立で悩んでいたこともあり、会社自体に興味を持つようになっていて、気づけば応募をしていた。

ー決断

カジュアル面談や数回のインタビュー(面接)を経て内定をいただき入社を決断。

正直めちゃくちゃ悩んだ。現職に残るか、コドモンに入社するかの二択。前職に大きな不満があったわけではなかったし、むしろ、充実した日々を送っていた。確かに「このままでいいのか?」とか「家庭と仕事の両立」に悩むことはあったけど、マイナスな気持ちはなかった。だからこそ、新しい環境に飛び込むことよりも、今のこの環境や充実した日々、今まで築いてきたものを手放すことのほうが怖かった。

それに今までいっしょにやってきたメンバーや自分が採用した後輩たちに申し訳ない、今私が抜けていいのか?正直いろんな葛藤があった。

けど、メンバーも倍以上になり、頼れる仲間も増えて、「私がいなきゃ」なんてきっと図々しい考えで。20代最後の挑戦と転職を決めた。

「誰かがいないとまわらない組織ではだめ。いなくても平気な組織が強いから」と送り出してくれた社長には感謝している。

ー入社

選考中から内定承諾、入社に至るまでの間にWantedlyの記事を全部読んだ。上司になる方のTwitterもフォローして見ていた。

社員紹介やSNSからどんな会社で、どんな人が働いていて、何を大事にしていて、今後どうしていこうと考えているのか知ることできた。そういう情報も意思決定に大きく影響していた。

入社前から少しでも社内の人を知れたり、直属の上司、先輩のTwitterを見ることで、どんな価値観を大事にしているのか感じることができたのは良かった。入社してからもそれがそのまま体現されていて、ギャップがなかった。

入社初日はウェルカムボードで出迎えてくれて、1日かけた入社オリエンテーションを実施してくれた(現在は2日間)。社長から会社のミッションや事業展開、今後について聞くことができたり、各部署のマネージャーからのお話があったりととても充実した時間だったしワクワクした。

当時はお客様気分だったところがあったけど、実際に中に入って思うのは、仲間集め、入社当日、オンボーディング、会社のいろんな制度とたくさんのことを日々良くしていくためにコーポレート中心に会社全体で取り組んでいると肌で感じ、素敵だと改めて実感した。

ー今まで

私はデスクというチームで、主にセールスチームの成果を最大化させるために、いろんな業務の巻取りや省力化を行ってきた。今まではどちらかというと自分自身が営業やキャリアアドバイザーをしていたので、初めての職種への挑戦だった。

SaaS用語もわからない、サービスのことも理解しきれていない、受電すれば「折り返します!」ばかり。

前職では正社員1号だったから、事業部のことは誰よりも知っている自信があった。そんな中からチームで1番何も知らない人になり、覚悟はしていたものの最初はもどかしさと悔しさがあった。

でも、きっとそういうところも気づいてくれていたのか、先輩たちが日々いろんなことを話してくれ、焦りすぎず、周りを頼りながら頑張ろうと思えた。新しいことに興味を持ちがちな私に、メインのデスクの仕事に加えて広報のサポートという役割を与えてくださったり、いろんなことにチャレンジすることができた。

今まで経験してきた広告営業や人材紹介とは全然ちがう営業スタイルや分業化で、はじめは戸惑うこともあったけど、新しいやり方・価値観を知ることができて本当によかった。

そして何より、みんなでミッションに向け突き進んでいくのが楽しかった。
子どもを取り巻く環境をテクノロジーのちからでよりよいものにすべく、いろんなチームと連携を取りながらミッション実現に向けて進んでいく。

それだけでなく、お客様目線での言葉選び、全体最適を考えた業務フロー、何かあれば仕組みを疑い常によくしていく姿勢、みんながご機嫌に働けるような助け合い、本当にあたたかい素敵なチームだった。

だからこそ自分も頑張ろう!と思えた。

ー感謝

11ヶ月間、本当に濃い時間を過ごせた。たくさんのことを学ばさせてもらった。今まで自分にとって当たり前だった考え方や価値観も、それだけではないと知ることができた。

素敵な先輩のもと、ご機嫌に働くことが出来た。
仕事のことだけでなく、子どもとの向き合い方や時間の使い方などいろいろ考える機会になった。以前書いた記事の「新しい環境・価値観」に、コドモンで感じたことは書いたけど、生きる上で大事なことをたくさん学んだ1年だった。

それと同時に、たくさん自分の未熟さを知り、弱さを知ることができた。でもそれを受け入れ今後に活かす大切さも知った。

11ヶ月間、あっという間すぎて夢だったのかな?と変な感じだけど、ここで過ごした時間は私の人生において欠かせないものだと感謝の気持ちでいっぱいだ。

ー卒業

そんな素敵で大好きな会社を卒業する。

周りからは「ほんとにいいの?」と言われた。自分でもあほなのかもしれないと思うときもあった。それでもこの1年で感じたことがあったからこそ次の道へ進む決断をすることにした。

ここまで育ててくれ、ご機嫌に働かせてくれた先輩やメンバー、会社には感謝しかないし、辞めることの申し訳無さもある。

けど、素敵な会社で幸せに働かせてもらって、次は私が素敵な会社や幸せな人を増やしていきたいと思うようになった。

そんなわがままな私の退職報告に「やりたいこと見つかってよかったね!応援するよ!」といってくれ「でも石川ちゃんはのめり込みすぎるから少し心配だよ!ご機嫌に仕事も家庭も大事にね!」と今後のことを心配までしてくれる先輩に本当に感謝しかないし、改めて素敵な会社だと実感している。

-これから

改めて私の興味関心は「人」や「生き方」であり、それに関連する「企業」や「採用」「キャリア」に携わりたいんだと実感した。

素敵な会社にはちゃんと理由があって、仲間集めの入り口からのこだわり、心理的安全性確保のための工夫、社員目線での制度、、数知れない努力がある。

今の会社に入社し、今まで以上に「組織」や「キャリア」により興味を持つようになっていた。性別、年齢、子どもがいるいない、結婚してるしていないなど関係なく、ひとりひとりのご機嫌に合わせた多様な働き方や目指したいキャリアが築けるような社会になればもっといいのに、そう思った。

前職までは人材領域に携わり、いろんな企業様の採用のお手伝いをさせていただいてきた。4名→約30名の組織拡大も経験させてもらった。

その中でたくさん課題はあり、組織と個人と向き合うべきことが多く大変だった。けど、それが本当にどれだけ大事なことなのか、改めて感じた。

そんな中で私はご機嫌に働くことを楽しみ、青春している大人を増やしたいと思うようになった。

それは仕事だけが全てではない。仕事のせいで家庭やプライベートや自分の心を犠牲にしては意味がないし、ご機嫌は人によって違う。ハードワークが好きな人、仕事とプライベートのバランスが大事な人、会社愛が強くそれが好きな人、フリーで自由に働きたい人、、、正解はない。いろんな働き方、いろんなご機嫌があっていいと思う。

そういう「生き方」「キャリア」「組織」「採用」に携わりたいと再びHR業界に戻ることにした。


短い間だったけど、本当に濃く今後を考えるきっかけにもなった。本当に本当に素敵な会社で幸せに過ごせた11ヶ月だった。それは私だけでなく、娘にとってもプラスな影響があったと思う。

「子ども取り巻く環境をテクノロジーの力でよりよいものに」というミッションが本当に大好きで。思うのは、親である私がご機嫌でいられると、子どもにも余裕を持って接することができる。そのご機嫌は仕事や働き方、キャリアにも影響される。情けないけど私のご機嫌や余裕が娘に影響してると感じることもある。だから常に自分のご機嫌を考えるし、自分と向き合う。

会社ややってることは違えど、子どもに良い影響を与えられる社会にしたいし、「大人も楽しいよ!」って姿を見せていきたい。

コドモンで学んだこと、感じたことを忘れずに、今度は自分自身がまわりや社会にいい影響やきっかけを与えられるようになります!

退職日は絶対に泣かないを今まで貫き通してきた私でしたが、みなさまの愛を感じ思わず号泣。

PC返却する5分くらい前まで普通に仕事してたし、今も何か忘れてないか!?引き継ぎできてるか!?と心配でslackばかり見てて、退職した実感がまだ湧かないけど、来週月曜日を迎えて寂しくなるんだろうなぁとしんみり。

この決断、後悔しないようこれからの人生も全力で生きていきます!

本当にありがとうございました!

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