【美山】地域づくりに文句を言う人の話
美山3位の青木です。
美山、日南、大崎におじゃましてきました。
▼美山/登り窯に火が入った様子を目撃
▼日南/コワーキングスペースで働こうとしたら他に人がいなくて超快適
▼大崎/地元のお祭りでごみの分別を実体験
今回の来訪では、上の写真のように、それぞれの地域で魅惑的なコトがあったので全部記したいところです。が、今回はどの地域でも共通して考えさせられた発見を書いておこうと思います。
それは、移住候補者に対して語られる各地域の魅力の後ろに隠された、イケてないところについてです。
具体的に今回各地をお邪魔して気になったのは、町づくりをしようとしている人の後ろで文句いってる人の存在です。
各地域でいろんな人にお会いしてお話を聞いていたのですが、移住ドラフト会議関係者からご紹介いただく人たちは、みんなその地域のイケてる人たちです。だから地域のいいところを熱く語ってくれます。
一方、今回、とある地域で、移住ドラフト関係じゃないルートからその地域の人に会って話を聞いてみました。(どこの地域なのかを書くときわめてヤバいので地域名は伏せます。)
私がお会いしたのは、Iターンで東京からその地域へ5年ほど前にやってきた移住者。
私が「この町はいいところですねー」と振ると、「そうかなぁ?」と懐疑的。
私が「この町の人たちはいい人たちですねー」と振ると、「いや、いい人たちだけど常識は無い人たちだ」と欠点を言い出す始末。
「どんなところに常識がないと思うんですか?」と聞いたら答えてくれたのがこんな例。「洗濯物干しっぱなしにして雨が降ってくると、隣の家の人が勝手に取り込むんだよ。下着とかあるのにさぁ。非常識でしょ! こんなの東京だったら無い。」とのこと。
うーん、それは親切心だと思うけど……。
また、その方は、ご自身が住む地方自治体の中で、特定の地域が優遇されてことにも怒っていました。「ナンとか地域とか、ナンとか小学校区だけが優遇されるのはけしからん!」とか。これは税金の使い道の問題で、徴税だけされている(ように感じる)側がそう思うのはある種の必然だと思いますが、パイ全体を大きくすることよりも、せまいパイの取り合いに終始する思考はもったいないですね。
ところでこの話を、移住ドラフト会議でお会いした某公務員の方に話してみたらこう返されました。「そういう人は、言ってるだけだから放っておけばいいんだよ。でもその人に実力があると、足を引っ張られちゃうから問題だねぇ……。」
たしかに、言ってるだけなら害はありません。しかし力があると別です。
いろいろ文句言ってたあの人に力があるのかどうかは謎でした。しかし、力があるのであればやはり足を引っ張る存在ではなく、協力してくれる存在になってもらいたいものです。
究極的には、これが最たる形であわられるのが選挙なのでしょうが、選挙や政治と言われるとちょっと庶民からは距離が遠くなってしまいます。だから選挙になる前に、移住者であってもその地域に元からいる人であっても、お互いのことを知り、足を引っ張らない関係になっていくと良いなと思いました。