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実は果物は危険!?

こんばんは。

いきなり、ショッキングなタイトル・・・。

ですが、これは特に日本だとかなり高確率で起こる可能性すらあることです。
本日は「糖」について話していきたいと思います。

「糖」は三種類に分けられる

まず初めに、果物を構成する主な栄養素といて「糖」が挙げられます。

「糖」は大きく三種類に分けられて・・・

①単糖類

ブドウ糖(グルコース)や果糖(フルクトース)

②二糖類

砂糖(スクロース、ショ糖とも呼ばれる)、乳糖(ラクトース)、麦芽糖(マルトース)

③多糖類

→でんぷん、デキストリン、グリコーゲンなど

これらは基本的には単糖類まで細かく分解された時に吸収されます。
なので、血糖値が急激に上がるのは単糖類
逆に血糖値が上がるまで時間がかかるのが多糖類といった感じ。

ですが、単糖類の中でも"ブドウ糖"と"果糖"は吸収される時の経路が違います。

ブドウ糖主に小腸から吸収されて、そこから血液に入ります。
二糖類、多糖類も基本的には細かくなって単糖類になった際に同じ経路で吸収されるわけなので、血糖値が上がるようになります。

ですが、果物等に含まれる果糖は違います。
果糖は腸ではなく、肝臓で代謝されてエネルギーに変わります。
なので、血糖値に影響しないんですね。

じゃあ、果糖取れば血糖値維持できるし良くね?
って思うのですが、ここに落とし穴が・・・。

日本の果物は「甘すぎる」

これは海外で長期生活をされた方から話を聞くとよく出てくるんですが、
「日本の果物が甘いってことに海外で気づいた。」
と、言うんですね。

どういう事かというと・・・
日本はどうしても国土が狭く、かつ買い手からすれば「食べやすくて甘い」ものが好まれる傾向が強く、
その結果、品種改良が非常に進んでいるわけです。

なので、現在の果物は昔と比べて糖度が高い傾向が見られます。
するとどうなるか・・・。

果糖が増えるわけです。

果糖はどこで代謝されるか・・・

それは肝臓です。

なので、実は今、医療の世界でも
「非アルコール要因患者の肝臓病」
が問題になっているんです。

要は肝臓で代謝をする以上、果糖を過剰に摂取することで肝臓に負担をかけてしまい、結果的に病気になるというケース。

また、逆に他の栄養素(ビタミン・ミネラルなど)は減少傾向にあるため、
昔の考え方のまま無闇矢鱈と果物を多量摂取することは危険性があるわけですね。

これが、糖度や栄養バランスを加味した果物であれば問題ないのですが、
単にイメージだけで行動すると思わぬしっぺ返しを喰らうかも・・・。

と、いうわけで今回は「糖」の話でした!!

ではまた!


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