サブカル大蔵経99コナリミサト『宅飲み残念乙女ズ』全2巻(芳文社)
『凪のお暇』以前の四コマ作品。後半、てつ子の姉だけディフォルメなしの線で描かれていて、長編作品への片鱗を覗かせる。
それぞれ生きづらい荒波をわたりながら、てつ子の部屋に帰ってくる。性格もレシピも無分別なてつ子は菩薩であった。
金魚鉢ビアー
トースターで作る揚げないハムカツ
凍らせたスライスレモンをコップに入れて、そこに缶レモンサワーを注ぐ「背徳的うまさのレモンサワー」
缶チューハイを固めた大人のアイスバー
旅館の朝ご飯ミニ
さけるチーズを裂かずにマドラーにしてかきまぜる背徳と屈辱のハイボール(作者)
宅飲みに身を委ねる三人娘たち。今の時代、この作品こそドラマ向きでは?
時代がコナリミサトに追いついた。
2巻の表紙のけん玉が泣ける
本を買って読みます。