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サブカル大蔵経634統計・確率研究会『図解・日本人のランキング』(角川新書)

順位づけされると、人は「自分はランキングのなかの、どのくらいの位置にいるのだろう」という心理が働き、気になってしまうものなのだ。これがランキングが持つ魔力であり。p.14

私は、初めて行った街で、居酒屋の食べログを見る時に、ランキングを意識します。現在はランキングの時代なのでしょうか?ひょっとすると〈情報〉とはランキングを指すのではないか?というくらい、TV番組や雑誌ではランキングに溢れています。学校も医療さえもランキング。お寺もランキングになるのかもしれません。

Googleマップで検索したら、お寺に星の数がついています。ウチのお寺が高評価な理由は、町内のお祭りの時に駐車スペースを提供しているからということでした。

本書を読むと、さまざまなランキングが掲載されていますが、そのほとんどはどうでもいい内容に見えましたが、そういう内容こそ、20年後には一番懐かしい貴重なデータになるんだろうと思います。

そして、その軽さが怖いというか。何かを表すということは、何かを隠すためのもののような気がしました。

自分はどんな時代を生きていたのか。正しいかどうかは置いといて、それが抽出されたのがランキングなのかもしれません。

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みんなが嫌いな口癖
①は?②金がない③別に
④ウケる⑤でも〜 p.54

 自分が言う時は気にならない。言われたら腹立つけど。口癖とはそういうものなのかもしれません。

意外な犯罪行為
①行列割り込み 軽犯罪法
②タクシーで吐く 契約賠償義務
③公園でツバ吐き 軽犯罪法第1条26号
③前日夜ゴミ出し 廃棄物処理法
④釣銭多く受取 刑法詐欺罪 
⑤飲み会無理矢理飲ませ 刑法強要罪p.64

 法律とは、さまざまな細かい想定をイメージして設定されているんですね。だからこそ、それを利用した抜け道が探されるのかもしれないと思いました。

コンビニで何を買う?
①飲料②パン③おにぎり・弁当
④デザート⑤菓子 p.146

 コンビニとは結局、飲み物を買うお店でした!ミルクスタンドが原形なのかな。

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