マガジンのカバー画像

サブカル大蔵経 日本編

749
運営しているクリエイター

記事一覧

サブカル大蔵経1007小出裕章『原発事故は終わっていない』(毎日新聞出版)/戸谷洋志『…

今日、地元の旭川で小出裕章さんの講演会があります。 その前に小出先生の本『原発事故は終わ…

永江雅邦
8か月前
5

サブカル大蔵経1006上田さち子『修験と念仏』(平凡社)/碧海寿広『考える親鸞』(新潮…

現在の私と親鸞を結びつけようとする時、その直結さは危ういんだと、親鸞以前と以後の流れを伝…

永江雅邦
9か月前
3

サブカル大蔵経1005安部公房『砂の女』(新潮文庫)

砂とは何か。 とりあえずサンシャインを念頭に読み進めました。 地上と地下の境目もほとんど…

永江雅邦
9か月前
2

サブカル大蔵経1004長田弘『読書からはじまる』『すべてきみに宛てた手紙』(ともにち…

「本の文化」を深くしてきたものは、読まない本をどれだけ持っているかということです。p.9 …

永江雅邦
9か月前
7

サブカル大蔵経1001吉田豪『証言モーヲタ 〜彼らが熱く狂っていた時代〜』(白夜…

【サミュL】今回のこのシリーズって証言モーオタであって証言モーニング娘。ではないんですよ…

永江雅邦
10か月前
10

サブカル大蔵経1000宮脇俊三『時刻表2万キロ』(河出書房新社/河出文庫)

私は宮脇俊三に、人生を狂わされました。学生時代の夏休みと春休みは、すべて日本国内の鉄道一…

永江雅邦
10か月前
4

サブカル大蔵経999三木成夫『胎児の世界』(中公新書)

999冊目に紹介しようと思っていた本に、ようやくたどり着きました。 本書は、読み返すたびに驚きと緊張と発見がある、捨てページの一切ない狂気と幻想のオールタイムベスト新書です。 マッドな科学者か、真実の探求者なのか。医学と仏教の融合、西洋と東洋の因縁、科学と情緒の相克、フィロソフィー心技体、それを後押しする本能。 まなざし、おもかげ、懐かしさ、記憶。 これらは、どこから来ているのか。 自身の生命の進化の旅が始まります。 もちろん、このような論議のすべてを超えて、やはり人間社

サブカル大蔵経998山田雅教『中世真宗の儀礼と空間』(法蔵館)

浄土真宗に関する本で、ずっとこういう本を読みたかった、待望の一冊。 葬儀だけでなく、私た…

永江雅邦
10か月前
7

サブカル大蔵経993『『浄土真宗本願寺派葬儀規範』解説』(本願寺出版社)

本願寺派僧侶の葬儀教本も読んでみました。ひとつひとつの儀礼やお経について、その意味や経緯…

永江雅邦
10か月前
3

サブカル大蔵経992蒲池勢至『真宗と現代葬儀』(法蔵館)

真宗民俗学という貴重な研究。現場の儀礼への相対的な視点。失われたものから学ぶこと。教義や…

永江雅邦
10か月前
3

サブカル大蔵経990北塔光昇『仏教・真宗と直葬』(自照社出版)

葬式の必要性や直葬問題に揺れた約10年前に発刊された本書。先日、オンラインでの研修会で著者…

永江雅邦
10か月前
3

サブカル大蔵経988芳賀登『葬儀の歴史』(雄山閣)

日本仏教もともとは葬式仏教であったのではない。むしろ仏教本来の使命たる救済仏教であり、解…

永江雅邦
10か月前
2

サブカル大蔵経987新谷尚紀『日本人の葬儀』(紀伊國屋書店)

その時直系の組員たちは竹中組長の遺骨を代わる代わるしゃぶって報復を誓った。p.61 山口組か…

永江雅邦
10か月前
1

サブカル大蔵経986松尾剛次『葬式仏教の誕生』(平凡社新書)

仏教本来から逸脱した〈葬式仏教〉。 しかし、昔の日本の官僧は葬儀を忌避していて、葬儀とは、人々の願いと時代の要請に絡んだ〈遁世僧〉たちの革命だったと。 法然・親鸞・道元ら、いわゆる鎌倉新仏教の僧侶たちも、明恵・叡尊ら旧仏教の改革派といわれてきた僧たちも、遁世僧と呼ばれていたことである。p.71 本書のキーワードは〈遁世僧〉。いわゆる親鸞の〈非僧非俗〉ともつながるのかも。 仏教者が葬式に従事することは自体は決して仏教者の堕落ではなく、極めて重要な革新的な活動であったといえ